李承憲氏の脳哲学が提唱する「悟りによる連帯」


世界的な脳教育者、李承憲(イ・スンホン)氏の脳哲学によると、「悟り」とは、幸せで平和な世界を実現したいと願う状態です。エゴや利己心を捨てて、「人間完成」と「全体完成」のために悩を最高の意識レベルにまで引き上げる—。それが、悟りだといいます。

瞑想をしていると、時空を超越する感覚が得られるときがあります。自分と外部を区分する境界が消えて、“自分”という意識もなくなる無我の状態です。このとき、私たちは、宇宙と自分がひとつであることに気づきます。宇宙、そして地球と一体となる「宇我一体(うがいったい)」。まさにこの状態が、私たちを悟りへと導きます。

ところが、世の中には、悟りについて誤ったイメージを持つ人が大勢います。悟りとは苦行を重ねた一部の人たけが得られる超自然的な能力だという考えです。李承憲氏によると、こうした悟りへの誤った認識は、エゴから生まれたもう一つの欲望に過ぎません。悟りは幽体離脱や瞬間移動とは無関係なのです。

李承憲氏の脳哲学では、悟りを「真理に共感する意識が明るく目覚めている状態」と定義しています。悟りに到達したからといって、すべてが解決できるわけではありません。悟った人が最初にやるべきことは、他の人にも悟りを伝えることです。世界の平和や幸福を実現するためには、自分と同じ意識をもつ人を増やさなければならないからです。そして、悟りにもとづいて連帯する人たちを増やすための思想と実践法が、脳哲学なのです。