脳教育で「良心を基準に生きる人材」を育てる


一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の脳教育を一言で表現すると、「良心にしたがって生きる力を育てる教育」です。

そもそも脳とは、情報を処理する器官です。五感から入って来た情報を処理し、それをもとに体に指令を出しています。だから、情報を上手に処理できれば、脳を上手に活用することができるはずです。

ただし、大事なのは、情報を処理する際の「基準」であると、李承憲氏は言います。人間が情報を処理する際に、どうしても「感情」「欲望」「利己心」を基準にしがちです。しかし、感情によって情報処理をしていると、理性的な判断ができなくなります。また、欲望や利己心を基準に情報処理していると、ほんとうに幸せになることはできません。

そこで、李承憲氏が強調するのが、「良心」を情報処理の基準にすることです。良心に基づいて情報を処理すれば、正しい行動を起こすことができます。

脳教育では、脳の中にある良心を目覚めさせ、良心を尺度にして情報を選択し、判断していく術を学びます。さらに、良心というものを頭で理解するだけでなく、それを行動に移すことを重視しています。知識を得るだけでなく、体の感覚を磨き、「体験」を積み重ねることの意義が強調されています。

李承憲氏は著書『脳教育原論』の中で、「人間の無意識層までを含む体験情報が知識情報と結合する時、実質的に価値を実現する力を発揮できる」としています。体験を重んじることで、健康、幸せ、平和の実現に資する人材を育てることができるのです。