身体をよく動かすことが、脳にとってよい刺激となります

10代の頃に、受験のために毎日何時間も、ひたすら部屋にこもって
勉強に専念した経験をお持ちの方は多いと思います。
ところで、ひと昔前の日本では
“頭をよくするためには猛勉強するしかない”と思い込んでいる人が
多かったのではないでしょうか。
ところで、脳の働きは身体と密接につながっています。
脳の機能を引き出すには頭ばかりではなく、身体もよく動かすことが望ましいのです。
脳と身体をよく活動させることが、何を目指すときでも共通の成功哲学となります。

李承憲氏も脳と身体の関係について次のように説明しています。

「身体のすべての細胞には、普段、脳の中にあった言葉や考え、感情などが詳細に記録されています。
脳の状態が良くないときは身体もふらふらし、脳が健康なときは身体も活力で満ちています」

李承憲氏が教えてくれるように、脳と身体の状態は比例します。
言い換えれば、頭ばかりを使って身体をおろそかにしていると、脳にはよくありません。
頭も身体も、バランスよく使うことを心がけましょう。
それが誰にとっても有効な成功哲学となるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、64ページより引用