瞑想法で欲望の迷走を止める


~一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『脳がわかると幸せが見える』から要約~

「~したい」という気持ちで頭がいっぱいになってしまったときは、瞑想法が効果的です。瞑想をすることで、欲望に振り回されないしっかりとした脳に切り替えることができます。

食欲、性欲、知識欲、収集欲、支配欲、名誉欲、権力欲・・・。人間にはさまざまな欲求があり、欲求を満たしたときの快感が人間を突き動かします。美しいもの素晴らしい味、素敵な音楽、性的な快楽は、人間の歴史をつくる原動力になってきました。

その一方で、人間を破滅に導きかねないのが、欲望の怖さ。体に悪いと分かっていてもタバコのニコチンを求めたり、命に危険を及ぼす麻薬を欲したりするのはその一例。人間は、欲求が満たされたときの快感に酔いしれるだけでなく、欲求自体に快感をおぼえてしまう習性があるのです。

欲求を生みだすのは、ほかでもない、脳です。体に悪いことを欲するのは、脳が暴走した状態。そうした状態に陥る原因は、脳の中に「主」がいないからです。主がいないと、脳は情報を選択するための基準を失い、五感から入ってくる情報や欲望に振り回されてしまいます。

性、タバコ、お酒、麻薬、賭博などの中毒の治療は、まさにこの「主」がしっかりと機能するかどうかにかかっています。

主を呼び覚ます効果的な方法の一つが、瞑想法です。瞑想をすれば外部から入ってくる刺激が止まって脳波が安定し、自らの脳の感覚が目覚めます。脳の感覚が目覚めると、私たちは外部からの情報に対して主体的に反応できます。

瞑想法によって、自らの脳の主になって下さい。