脳トレーニングで「習慣や情報」を変える


~一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『脳がわかると幸せが見える』から要約~

運動をすると筋肉が発達するように、脳トレーニングをすると心が変わります。その理由は、脳と心が密接に関係しているからです。

心をテーマにした本や論文は数えきれないほどあります。宗教や哲学、心理学、自然科学など、さまざまな分野の専門家が心について研究してきました。それでも、心にはまだ謎が多いです。

一ついえるのは、心が何であれ、脳がなければ心の作用もあり得ないということ。脳があってこそ心がある。脳は心が活動する舞台なのです。

脳と心の関連性を示すエピソードがあります。

建設業一筋で働いた後に引退した男性が、ある日、脳出血で倒れ、手術を受けました。すると、手術後、以前にはまったく興味のなかった絵と彫刻に没頭し始めました。一日中絵を描き、彫刻をする生活にすごく満足しているそうです。

認知症になってから美術的な才能を発揮する人や、パーキンソン病を患った後に詩に心酔する人もいます。

こうした事例で分かるように、人の特性は、脳と緊密な関係があります。事故や中毒、疾病などで脳に変化が起きると、心も大きく変わるのです。

人の習慣や感情は、脳に入力された情報の結果にすぎません。だから、入ってくる情報を変えることで、習慣や感情も変わります。それを意識的に行うのが、脳トレーニングです。

脳トレーニングでは、誤った情報や自分の力を弱めるような情報は排除し、自分の成長につながる情報を積極的に取り入れます。それが、心の変化をもたらします。