「真我」に出会う


一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学―「脳呼吸」で人生は変わる』ビジネス社、2006年発行、14ページより引用

では、悟りとは何だろうか。

悟りとは、「本当の私」を探すこと。繭を抜け出して美しい蝶が生まれ出るように、あらゆる人々の内面には美しく神聖な「真我」がある。

私たちは、おのおの異なった姿形をしており、人それぞれの美しさで咲き誇る花のような存在である。絶対的な幸せの秘訣は、自分の中にある「真の自我」つまり真我に出会うこと。真我に出会うことによって得られる幸せは、財産の多さや、人より有名であるというような、相対的なものではない。ちっぽけな自分の欲望や欲求にしばられることのない、私たちの深いところから湧き出る幸せである。この絶対的な幸せは、森羅万象を網羅して人間が「一つ」だということを本当に知ったときに訪れるのである。言葉ではあまりにも簡単に表現されてしまうこの「一つ」を一人ひとりに経験してほしい。それがこの世の中で私たちが得られる最高の認識なのだから。