脳波振動で脳を存分に活用しましょう

人の脳は、使い方が正しいと素晴らしい機能を発揮することができます。
脳が存分に機能できるように、普段から脳をよい状態に保っておけば、
誰でも脳を存分に活用できますし、素晴らしい成果を脳は見せてくれます。

脳を活用するために欠かせない脳波振動は、脳をどのように変えるのでしょうか? 
脳波振動を実践すると、脳のエネルギーバランスが整います。
脳のエネルギーのバランスがとれると、脳の機能が向上し、
たくさんの問題を解決してくれるようになります。

李承憲氏が脳波振動の原理を次のように説明しています。

「脳波振動で脳が統合されると、脳の外側にある大脳皮質からもっとも核心部にある脳幹に至るまで、
ひとつの情報が貫通するようになります。三つの脳に、一斉にスイッチが入り、とてつもないエネルギーを
噴き出すようになります」

李承憲氏は、脳波振動を実践して脳を統合させて
脳のエネルギーが一体化されることが大切である、
と教えてくれています。

一指 李承憲(イルチイ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、
140ページより引用

脳波振動のような、脳にやさしいトレーニングを心がけましょう

現代人は、現代社会特有の疾患を多数抱えているといわれていますが、
日々のトレーニングで、改善することができます。

現代人は、発達した文明を享受していますが、
現代型の生活パターンに原因がある、心身のさまざまな不具合に
悩まされるようになりました。

しかし、人体には無限の可能性があります。
人体の中でも、脳は身体と心の両方をつかさどる重要な器官ですが、
この脳を上手に使うことで、全身を活性化させることができます。
現代人に多い疾患を改善することも可能なのです。

李承憲氏の言葉にもあります。

「最近の医学は、身体と脳は分離しているという偏見から抜け出し、身体と脳は互いに影響し合っているということを明らかにしています。つまり、身体を鍛えることが、脳を鍛えるということにもなるということです」

これを実践できるのが、脳波振動です。

「特に脳波振動は、頭を軽く振るだけで、頭痛が消え、頭がすっきりしてくる効果があります」

李承憲氏の言葉通り、脳波振動は手軽に試せるトレーニングです。
脳にやさしいトレーニングを心がけましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、167ページより引用

脳教育-脳を信じる教育法

「脳教育」には、脳を全面的に信頼するという前提があります。

脳はすべての答えを知っており、脳に任せておけば「脳みずからが答えを見つける」ということを理解するのです。

私はこれからの学校教育も、脳のオペレーティングシステムに合わせて変えなければならないと考えています。脳のオペレーティングのメカニズムを考慮した新たな教育法が必要です。

今までの教育は、三つの次元で行われていました。行動の教育、思考の教育、感情の教育がそれです。しかし、子供たちに内面からの変化、すなわち根本的な変化をもたらすためには、情報の教育が必要なのです。

行動・思考・感情の教育から情報の教育へ

例えば、学校で子供たちが喧嘩をしたとします。このとき、先生が最初にとる方法は、規律を正す教育です。

「喧嘩は良くありません。お互いに謝って、仲良くしなさいね」と、行動の良し悪しを教える教育です。もちろん、これも必要です。しかし、根本的な教育ではありません。

これよりさらにレベルアップした教育が、思考の教育です。先生はこのように言い聞かせます。

「友達を殴ったとき、その友達はどれほど痛かったと思う?あなたも友達から殴られたとき痛かったでしょう?あなたが望んでいることは何かな?どうすれば、みんなが幸せになれると思う?」と質問しながら、子供がみずから正しい考え方を選択するように誘導する教育です。

しかし、これにも限界があります。なぜなら、子供は自分の中から込み上げてくる感情をコントロールできないからです。また、怒りを強く感じる子供は、いくら正しい価値観を持っていても、自分をコントロールするのは難しいでしょう。

このような問題を解決するために、私は「脳教育」として、さまざまな脳の浄化方法を通じて感情をコントロールする教育をしてきました。子供の扁桃体にある「怒り」という感情を浄化し、エネルギーの状態をきれいにすると、子供はみずからポジティブな考えを持つようになります。これは今までの教育法に比べて、かなり進んだ教育法だと言えます。

感情は、過去の情報の蓄積によって習慣化しています。似たような状況になるたび噴き出してしまうのです。習慣となったパターンは、なかなか変えられません。しかし、まったく変えられないわけではありません。ただ、時間が少し長くかかるだけです。

脳教育では、習慣化した感情のパターンを変える方法として「脳波振動」を指導しています。脳波振動を体験した子供たちは、頭がすっきりして、足取りが軽くなると言います。

脳を全面的に信頼する

このような教育法の根底には、脳を全面的に信頼するという前提があります。

脳はすべての答えを知っており、脳に任せておけば「脳みずからが答えを見つける」ということを認めるのです。

あなたがやるべきことは、脳を大切にし、脳が本来持っている能力を発揮できるように、脳のコンディションを整えることです。

脳波振動を通じて、脳のオペレーションシステムが正常になれば、以前はよく見えなかった問題点が、鮮明に見えてきます。

何が問題なのかがはっきり見えてくるので、答えもすぐに導き出せます。この状態で、多くの人々が自分の問題を解決し、自分の価値に改めて気づきます。また、人生の目標を見つけ、それを実現できるパワーを得るようになります。

あなたに何か問題があるとき、脳波を調節できると言うことを忘れないでください。

答えは、常にあなたの脳の中にあります。

一指李承憲(イルチ・イ スンホン)著  『脳波振動』 講談社出版、2009年発行、107ページより引用

脳波振動-根源的なエネルギーに出会う方法

脳の中に固定している先入観を変えるためには、心を改めるだけでは不充分です。既存のパターンが強力過ぎて、いくら心を改めても、過去の習慣にとらわれてしまいがちだからです。こういうときは、身体のエネルギーから変えなければなりません。

水が腐っている小さな池があるとしましょう。周囲には悪臭が漂い、魚は死んで水面に浮いています。この池は、自分の力だけで元の姿に戻せるでしょうか。

もし、池の近くにダムがあるのなら、そのダムからきれいな水を供給したほうが良いでしょう。きれいな水が勢いよく流れ込むと、腐った水はしぜんに池の外に流れていきます。

生命力にあふれる水が池に溜まれば、いつの間にか魚が集まり、周囲はきれいな花で埋め尽くされることでしょう。

ここで重要なポイントは、池(脳)は自分の力だけでは、みずからを浄化することができないということです。

それでは、どうすればきれいなエネルギーに出会えるのでしょうか。

その方法が、まさにこの「脳波振動」なのです。

脳波振動は、身体や脳に淀んでいる濁ったエネルギーを振るい落とし、あなたを宇宙の根源的なエネルギーへと導いてくれます。

脳を振って、宇宙の生命エネルギーが脳や身体に入ってくるように脳の門を開けてください。根源的なエネルギーにつながれば、心が落ちつき、自分を省みる正しい知恵や勇気が得られます。自分を縛りつける過去の習慣や態度から抜け出す力を得ることができます。

自由で創造的な人生を生きたければ、いつでも脳波振動を行ってください。あなたの身体や脳を神聖なエネルギーで満たすのです。エネルギーの枯渇した状態では、がむしゃらに頑張っても、想像的なことはできません。

宇宙のエネルギーとつながってこそ、内面から無限の想像力が沸いてくるのです。そのときは、何をやっても、喜びや満足を感じることができます。

一指李承憲(イルチ・イ スンホン)著  『脳波振動』 講談社出版、2009年発行、44ページより引用

脳の潜在能力

 「その地位がその人を生み出す」という言葉があります。この言葉の真意は、社長の座にふさわしい人や平社員にふさわしい人がいるのではなく、いったん仕事を任せれば、その仕事にふさわしい資質や品性が、自分でも知らないうちに引き出され、発揮できるようになるという意味です。

実際、独特な経営方式で「サラリーマンの天国」と呼ばれている日本の未来工業という会社では、かつて昇進を、スキルやコネではなく、紙に名前を書いて扇風機で飛ばすか、ボールペンを倒して選ぶといった方法を取り、それが話題になったことがあります。

ちなみに、そのような方法で課長や部長などの管理職を選んでも、まったく業務に差し支えなかったということです。

脳に対する決定権は自分でしっかり守る

私はこれこそ、脳の驚くべき潜在能力だと思います。脳は自分が信じるとおりの能力を発揮します。社長だと信じれば、それにふさわしい能力を引き出し、アルバイトに過ぎないと考えれば、それだけの能力しか発揮しないのです。

脳をうまく使うためにも、自分の価値をみずから決める必要があります。たとえ平社員に過ぎないにしても、経営者のマインドを持って会社の経営状態に関心を抱けば、やる気が沸いて、仕事もできるようになります。

大切なのは、他人の評価や勝手につけられたランクに左右されないことです。

自分の価値は、自分が決めるものです。人に任せられるものではありません。人の評価や基準に従うのならば、人生そのものを他人の基準に合わせて生きるようになります。これでは脳を主体的に使うことができず、奴隷のように生きることになってしまうでしょう。

一指李承憲著『脳波振動』 講談社出版、2009年発行、35ページより引用

健康らくらくダイエット「ふりふりダイエット」

これまで、さまざまなダイエット方法がテレビや雑誌などで紹介されてきました。つらくて厳しいダイエット法から、簡単で単純な方法まで。でも、実際には挫折したことも多いのでは?ダイエットの基本は、美しく健康的にやせて、長く続けられること。体と心、脳と上手につきあうと、楽しくダイエットできます。体の気の流れがスムーズになれば、ストレスも解消しながら、体も健康になります。今回紹介するのは、東洋医学と脳科学に基づいて生まれた画期的な美容健康法です。

「気の流れを味方に!」ダイエット成功の秘訣です。

東洋医学では、“気の流れ”がとても大切! 気が滞りなく流れていれば、いつも元気で美しくいられるといわれます。反対に、気の流れが滞ってしまうと代謝が落ちて、体調が崩れがちになり、やせにくくなることも。そのうえ、ストレスがたまると食欲をコントロールできなくなって、「最近、食べ過ぎで太っちゃった~」「おやつばかり食べていたら吹き出物が…」ということになり、ますます気の流れが停滞し悪循環につながります。思い当たる人もいるのでは?

だからダイエットでは、気の流れを味方にすることが成功の秘訣になります。体を温めて気がスムーズに流れれば代謝がアップし、気持ちもリラックス!! 心身のバランスをととのえて、“美しさ”の基本を実感しましょう。

10分間エクササイズ、「ふりふりダイエット」誕生!

体を温めることは健康に良いと、よく言われます。お隣の国・韓国では、体を温めて汗をかき、気の流れを整えることは日常の習慣になっています。韓国の女性は、サムゲダンのように体を温める料理が大好き。そして、サウナに入って汗を流してスッキリするのも大好きです。代謝が良くなり心身ともに軽やかになります。

韓国に、肌がきれいで体型もスリムな女性が多いのもうなずけますね。とにかく体の循環をよくすることを大切にし、それが美容と健康に良いということが、生活のなかに浸透しているのです。

そこで、気の流れをよくする「ふりふりダイエット」が誕生しました。東洋医学の“気”の教えに脳科学にもとづいた「脳波振動」を組み合わせた簡単エクササイズです。体をふるだけで、誰でも気軽に始められます。

Brain World News 2010 Vol.4 より