地球と交流することで「すべては一つ」が解る

「セドナの夢」全編を流れているのは、私たち人間が地球の魂・マゴと交流し、人間の本性に立ち戻る必要性とその方法である。

地球に関する情報は書籍や映像とあまたあるが、地球への愛、すなわち人類への愛が深く表現されていることにまず感動し、改めて地球について考え、愛と親しみを持てたのが嬉しい。

とくに神と地球のマゴの違いについての著述は、整理ができて納得することが出来た。(日本には地母神という神もあるので)

私たち人間は、見えない神に片思いをして、足元にある地球の大きな慈悲、愛をすっかり忘れて、自分が一人で育ち生きてきたような傲慢さに陥っている。

丁度親不孝な息子、娘のように…。

当たり前のように吸う空気、毎日食べる食物。言われてみるとその元はすでに天と地が精妙に用意してくれたもの。本を読み進むうちに日ごろ見過ごし、遠くに散らしていた自分の意識がマゴの魂にそして自分の内面にと帰ってきて、感謝があふれてきた。

鼻と口を通して維持される命。これは地球上のすべての動物に共通すること。この普遍性が解れば、他者も自分も同じ命と納得できる。なのになぜ争うのか?

地球と交流することで「すべては一つ」が解る。それは「悟り」。何と素晴らしいことか!私達は呼吸法や止感トレーニングを通してマゴのエネルギーを感じることが出来る。読後はただマゴの深い愛を思った。