脳教育で脳と対話し、内側にある答えを見つけ出す~李承憲氏

李承憲氏は、小さいころから人生に対する疑問を多く抱いていたといいます。言葉を話せるようになるやいなや、「ぼくは、なぜここにいるの?」「ここで何をしているの?」といった根本的な疑問を両親にぶつけていたといいます。

たいていの子供は、こうした哲学的な疑問が浮かんでもそれをいつの間にか封印し、同じ年頃の子供たちと遊ぶことに熱中するようになるものです。しかし、李承憲氏は「自分とは何か」という疑問にこだわり続け、幼少期を通じて自問自答を繰り返しました。

後に李承憲氏が脳教育プログラムを生み出すにあたって、子供のころの自問自答が大きな土台になったようです。李承憲氏によれば、脳教育とは「自分の中で、自分だけの答えを見つける」ことであり、脳と絶え間なく対話することで人間性を高めていくことができます。

思想家ソクラテスは、「己を知れ」という名言を残しましたが、それは李承憲氏の脳教育にも相通じる言葉です。李承憲氏によると、「己を知れ」とは、いわば「自分の脳を知れ」ということ。何かに迷ったときも、自分の脳に聞くことで、答えが導きだされます。その答えは外部から聞こえるのではなく、自分の内面から湧き上がってくるのです。

自分の願いをかなえたいときも同様です。「純粋な心で願うと、そのエネルギーの波動が脳に伝わり、脳はあなたの願望を理解するようになります」(李承憲氏著『脳波振動』)。そして、脳はその望みを実現するため、懸命に働いてくれるのです。

脳が「うれしい」と言うとき☆李承憲氏が語る脳教育と脳波

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の提唱する脳教育は、脳の中にある<情報>に注目しています。その理論を簡単にいえば、脳の中に良い情報を持っている人は「良い人」で、悪い情報をたくさん持っている人は「悪い人」だということです。賢い人は、良い情報と悪い情報を区別でき、愚かな人は目の前の情報にワケもなく振り回されます。

脳の情報を外に向かって発信するのが脳波です。そして、外から入ってくる情報を脳が受信するときの波動も、脳波です。李承憲氏によると、脳波次第で、私たちの感情や意識が大きく変わります。脳波が乱れていれば、心が不安になり、いらだちやすくなります。

脳教育の世界では、汚染されていない清らかな脳波を「純粋脳波」と呼びます。純粋脳波とは、脳のエネルギーが統合されている状態です。純粋脳波のとき、脳からは「うれしい」「ありがたい」というポジティブな声が聞こえてくると、李承憲氏は言います。

この純粋脳波の状態をつくるためのエクササイズが、脳波振動(ネッパジンドン)という脳教育プログラムです。脳波振動は、脳の中のネガティブなパワーを浄化し、健康な方向に導きます。悪い習慣がなくなり、人生がポジティブな方向に変わっていきます。

脳教育によって脳の中の情報が浄化され、純粋脳波を発信するようになると、体内から汚れたエネルギーが押し出され、澄んだ清らかなエネルギーを引き寄せて、共鳴するようになります。その結果、周りの人の脳波にも良い影響を与えることができます。周囲をいつも明るくする太陽のような存在になることができるのです。

一指 李承憲著『脳波振動』より