「地球愛」という言葉の真意


私は地球という星で暮らしています。あなたもそうです。私たちは地球人です。いま、声に出して言ってみてください。
「私は地球人だ」

どんなお気持ちですか?
”自分の故郷“を思うときの気持ちと同じように”自分の星“という気持ちになりましたか?この短い宣言の中に含まれた無限の愛と誇りと責任感が感じとれましたか?

多くの人は「地球を愛している」と言います。しかし、地球を愛しているという言葉の本当の意味は何でしょうか?

家族や国を愛することが単に自分の家や国土を愛するという意味ではないように、地球を愛しているということは単に地球環境を保護すると言う意味ではありません。

地球を愛することは、地球を一つの共同体と認識し、私たちが家族の一員として家庭を守り、良識ある市民としてその役割を果たすように、地球人として誇りを感じ、地球共同体に対する自分の責任と役割を全うし、そのことに生きがいと幸せを感じることを意味します。

私たちは互いに対立し競争するために地球にやってきたのではありません。平和な地球村をつくるためにやってきたのです。地球問題を解決する主体は地球そのものでも月でもなく、太陽でもなく、他の生物種でもありません。

人間が問題をこしらえた主体ですから、問題を解決する主体も、まさに私たちなのです。人間を愛し地球を愛する覚醒した地球人、地球人であると自己認識した人間だけが、その役割を果たせます。
「私は地球人だ」という自覚を持った人は、これまで自分のアイデンディティを形成してきた民族、宗教、思想、文化の限界を乗り越えることができます。地球という中心位置から見れば、そのすべては人為的で一時的な区分であることが分かるので、そうした区分がつくりだす対立と葛藤を乗り越えられるのです。

そのときようやく私たちは、こちらとあちら、天と地、精神と物質、神と人間など、二元的に分離された世界の中で、分裂した状態で存在するしかない欠片としてではなく、両極に分かれて対立する世界に水のごとく滲みこんで調和を導きだす創造的な主体となります。
「地球の平和を成し遂げられる地球上の唯一の主体は人間しかおらず、自分はすなわちその主人公だ」とする、地球の保護者であり治癒者としての使命を自覚した人になれるのです。

一指李承憲(イルチ・イ スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、39ページより引用

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