私たちの無関心は地球の痛み

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『セドナの夢』より引用

地球についてわかりはじめると、人間は地球が病みつつあることもまた知るようになりました。長い間、私たちは無知と無関心によって、あるいは傲慢さでもって地球を虐待しつづけてきました。

地球は、その特有の自浄能力で人間の傲慢さに耐え忍んで生命を育んできましたが、いまや苦痛に満ちたうめき声をあげて人間に講義しています。どんなに地球が広くて自浄作用が活発であるとしても、このままでは近いうちに持ちこたえられない日が来てしまうでしょう。

仕事をしていて疲れると、私たちは休みます。
休んでも疲れがとれない場合は眠ります。

いま、地球もくたびれすぎて、いつ休眠期に突入するかしれない状況です。
普段はあまり意識せずに過ごしますが、重い病気になるとようやく健康の大切さがわかるように、地球があちこち病んではじめて人間は地球に関心を寄せるようになりました。

地球がなくなれば人類は生存できません。