呼吸で感じる「地球の身体と魂」~李承憲氏

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、脳教育のベースとなる「地球愛」を実践するための方法として、呼吸の大切さを訴えています。呼吸を通じて地球の身体を感じることで、自らの「神性」を感じとることができるといいます。

李承憲氏によると、山や海、そして花や木などの自然はすべて「地球の身体」です。私たちが食べる野菜や果物、そして、水も地球の身体の一部であり、人間も、地球の懐(ふところ)の中で暮らしています。まさに地球は、あらゆる生命体にとって「母」なのです。

私たちは、地上で起きるすべてのことを地球の身体として受け止める必要があると、李承憲氏は言います。日差しを反射してキラキラ輝く海は「地球の魂」であり、体中を愛撫するかのように吹く風は「地球の息づかい」であり、清明な空と白い雲は「地球の心」です。

地球の息づかいを感じる最適な方法の一つが呼吸です。李承憲氏によると、人間の呼吸は、地球の循環の一つ。地球から吐きだされた息を樹木が吸いこみ、樹木の息を人間や動物が吸い込み、吐き出した息はまた別の動物や樹木が吸収します。このプロセスは、地球を舞台にした生命の循環です。

李承憲氏は「私たちは呼吸をすることで、地球上のあまたの生命体とともに宇宙の息づかいを分かち合っていることを実感できる」と話します。呼吸で地球を感じることで、宇宙へと連なる自分自身の「神性」を目覚めさせることも可能となります。

一指 李承憲著『セドナの夢』より

李承憲氏「脳教育から始まる地球の変革」~月刊誌『ほんとうの時代 Life+』インタビュー(下)


月刊誌「ほんとうの時代 Life+(ライフプラス)」(PHP研究所)による脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏のインタビューの要旨。その後半をお届けします。

☆      ☆      ☆

脳教育は、子どもだけでなく、あらゆる世代に役立ちます。たとえば、人生に空しさを感じるという中高年の方には、呼吸法を薦めています。

脳は大量の酸素を消費する器官です。呼吸によって酸素を取り入れることが、脳を機能させるうえで欠かせません。しかし、現代社会のさまざまなストレスは、人々の呼吸を浅く、短いものにします。その結果、知らぬ間に脳が酸欠状態になりがちです。

ストレスで苦しくなったら、息を大きく吸い、ゆっくりと吐いてみて下さい。深い呼吸を数回繰り返せば、心がリラックスすることに気づくはずです。

呼吸法は、脳教育の第一歩です。呼吸を変えるだけで、脳に酸素が満たされ、脳が本来持っている力を引き出すことができます。

このように脳教育とは、とてもシンプルで楽しいものです。脳教育の呼吸法や瞑想を実践していけば、私たちは穏やかで澄んだ心を持つことができます。

心が穏やかになり、感情や煩悩、雑念が消えた状態を宗教家は「悟り」と呼びます。しかし、私は、脳教育によって脳に活力を取り戻せば、宗教に頼らなくても、悟りを開くことができると考えています。

今日、世界は多くの課題に直面しています。地球環境問題はもちろん、一握りの金融エリートに支配された経済システムも、改革が必要です。

脳教育の普及は、こうした課題の解決に向けて大きな意味を持つと私は信じています。新しい時代は、リーダーによってではなく、私たち一人ひとりの意識の変革によって実現されるはずです。それが「呼吸」という最初の一歩から始まるのです。

※李承憲氏のインタビュー全文は、5月18日発行『PHPほんとうの時代 Life+(ライフプラス)』に掲載されています。

地球との交流法①「樹木を想像して呼吸する」~李承憲著『セドナの夢』より

陽だまりで両目を瞑り、身体中に降り注ぐ暖かな日差しを感じたことがありますか?

薄暗い闇の中で、遠く大地のシルエットをちらちらと覗かせる、黄金色の満月を見たことがありますか?

漆黒のような夜空に散らばる星の瞬きが揺れているのを見たことがありますか?

私たちが心を開いて感じさえすれば、とりたててがんばらなくても、太陽と月と星の祝福を受けられます。このすべては、母なる地球を踏みしめて立ち、その懐の中で息づいているからこそ感じとれるものです。

目を閉じて、あなたの前に樹木があると
想像してみてください。
大きくて健康な樹木です。
その樹木が吐きだす酸素は呼吸とともに
私たちの身体の中に入ってきて、
私たちが吐きだすエネルギーは樹木の中に
還っていきます。
樹木から新鮮な酸素をいただいて、
呼吸を続けます。
樹木はとても大きくて健康です。
生命のエネルギーを供給し、
私たちの身体を浄化しています。
樹木の生命は私たちのほうへ移ってきます。
私たちの生命は樹木へ移っていきます。

その樹木は地球に深く根づいています。地球から樹木へ、樹木から私たちへ、私たちから再び樹木へ、そして地球へと循環するエネルギーの流れをイメージしながら呼吸を続けます。

樹木の酸素を通じて地球のエネルギーと魂が私たちに伝わります。私たちは一瞬たりとも独りでは存在しえません。エネルギーの交流が、私たちの人生における本質なのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著『セドナの夢』(三五館刊)より

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ベストセラー『セドナ・メッセージ』の著者・李承憲氏が来日講演~「精神文明の開花を」-その3

■全米出版界も驚愕のベストセラー
『セドナ・メッセージ』は李承憲氏の自伝的エッセイで、約15年前に米アリゾナ州の聖地セドナを初めて訪れて以来、セドナで自らが開発した瞑想プログラムや数々のスピリチュアル体験を紹介しています。昨年8月に発売されたアメリカでは、米Amazonの書籍売上の総合部門で8位にランクイン。さらに、今年に入って、ニューヨーク・タイムズなど米国3大新聞のランキングでそれぞれトップ10入りを果たしました。日本でも、昨年12月にアマゾン(amazon.co.jp)の書籍販売ランキングで総合1位を獲得するなど、大ヒットが続いています。

■セドナから「瞑想体験」の映像配信
『セドナ・メッセージ』が大反響を呼んだのを受けて、李承憲氏はセドナにインターネット放送局「ライフパーティクルTV 」(http://www.lifeparticletv.com/)を開局。映像を通じて、セドナの魅力を全世界に伝えています。李承憲氏は、「時間と場所に縛られることなく、オンラインで呼吸・瞑想の体験ができるような映像を提供し、1億人に脳教育コンテンツを普及させたい」と話しています。

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ベストセラー『セドナ・メッセージ』の著者・李承憲氏が来日講演~「精神文明の開花を」-その2


■脳教育からの人間性回復
講演で李承憲氏は、物質文明から精神文明への転換に向けて、「脳教育を通じた人間性と地球環境の回復が必要だ」と強調。そのうえで、「脳をよく知り、脳をうまく使えば、さまざまな問題はもっと簡単に解決できる」として、脳教育の重要性を訴えました。

■「日本で精神文明の開花を」
李承憲氏は、日本の精神文化についての持論も披露。日本には「正直で誠実な国民性」と、「海外の様々な文化を柔軟に受け入れて、発展させてきた伝統」があると指摘しました。こうした長所が生かされれば、「精神文明時代の大きな花が日本で咲くのではないか」と語り、参加者を勇気づけました。

■呼吸法を直接指導
さらに、李承憲氏は講演で、参加者に呼吸法を指導。「呼吸を通して自分が本当に望んでいるのが何かが分かる。自分の体の状態を感じる感覚が回復し、人間性を取り戻すことができる」と語りました。参加者は、日々の雑念を忘れ、自らの内側に意識を向けるセドナ流の呼吸法をじっくり体験しました。

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ベストセラー『セドナ・メッセージ』の著者・李承憲氏が来日講演~「精神文明の開花を」-その1


ベストセラー中の瞑想ガイド本『セドナ・メッセージ』の著者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏が3月19日(月)と21日(水)、名古屋と大阪で、著者サイン会と講演会を行いました。講演会で李承憲氏は、現代の物質文明の限界を克服するため、「人間性と地球環境の回復が必要だ」と強調。「人間性回復の答えは脳にある」と述べ、脳教育の大切さを訴えました。

■ベストセラー記念
今回のサイン会と講演会は、世界的な脳教育者で、「国際脳教育協会」(IBREA)会長の李承憲氏の著書『セドナ・メッセージ』が日米の書籍販売ランキングでベストセラーに輝いたのを記念して行われました。19日に星野書店近鉄パッセ店(名古屋市)でサイン会が、ウインクあいち(同)で講演会がそれぞれ行われ、120名が参加。大阪では21日、ジュンク堂書店大阪本店でサイン会が、ザ・リッツ・カールトン大阪で講演会が行われ、150名が参加しました。『セドナ・メッセージ』発売後初めての一般向けサイン会とあって、いずれの会場も熱気と興奮に包まれました。

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李承憲氏が語る「平和と呼吸」

世界各地で平和活動を展開している一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は著書『息する平和学』で、「平和と呼吸」について、次のように語っています。

<<李承憲氏著『息する平和学』(翻訳)から抜粋・要約>>

平和とは何でしょうか?当たり前すぎるような疑問ですが、実は、平和の定義ははっきりとしていません。

国ごとに、宗教ごとに、あるいは特定の集団ごとにそれぞれ望んでいる平和はあるかもしれません。しかし、人類全体が共有できる普遍的な平和の定義はまだ存在しないのではないでしょうか。

これまで、平和は主に政治や宗教の問題として扱われてきました。平和は個人が取り組むには大きすぎるテーマであり、一人一人のできることは限られていると考えられていたからです。

しかし、国家や宗教を中心とした平和や政治的・宗教的な信条に基づく平和は、不完全な平和です。国家や宗教が、平和どころか、大きな紛争の要因になってきたことは、歴史を見れば明らかです。平和を実現するためには、人類の意識が政治的な理念や宗教的な信条の限界を乗り越えなければなりません。

私たちに本当に必要なことは、自らが平和になることであり、自らが平和の存在になることです。自分の中にある無限な「平和の力」を体験せずに、他人に平和を伝えることはできません。

平和は、私たちの人生と遠くに離れた抽象的な概念ではありません。私たちの生命自体が平和であり、その象徴が呼吸です。呼吸の中には循環があり、リズムがあり、均衡があります。呼吸の循環、リズム、均衡が調和をなすことで、「生命体」という秩序をつくります。これが体と心の健康と平和をつくります。

平和とはすなわち、健康で調和のとれた生命の秩序なのです。

私たち一人一人が持っている生命体としての「健康と調和の原理」をそのまま社会全体に適用すれば、平和が訪れるはずです。

李承憲氏が語る「呼吸のリズム」とは

世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、呼吸のリズムが、人類の平和や健康のカギを握るといいます。

<<李承憲氏著『息する平和学』(翻訳)から抜粋・要約>>

1分くらい息を止めると、胸が苦しくなり、頭痛がしてきます。その後、止めていた息を吐き出すと、胸がスーッとして、頭もスッキリします。

ふだん、人は呼吸を当たり前のことと考え、呼吸の意味を深く考えようとしません。しかし、呼吸は、「生命とは何か」を気づかせてくれる力を持っています。

呼吸は、意識的にコントロールする必要がありません。放っておいても勝手にできます。もし呼吸をずっと意識しなければならないなら、眠ることもできなくなります。

「呼気と吸気」がリズミカルに繰り返される呼吸は、生命の法則であり、それ自体が完璧な循環です。私たちが意識してもしなくても、呼吸はリズムに忠実に従い、今この瞬間、私たちを生かせています。

こうした生命のリズムを「律呂(ユルリョ)」と呼びます。律呂は音階や音律をさす音楽用語として使われますが、もともとは、「宇宙の調和の根源」を意味します。律呂は、光と音と波長によって表されるエネルギーであり、天地気運です。

体中に起こるあらゆる生命活動は、律呂のリズムによって行われています。そして、ひとりの人生も、一国の歴史も、大きく見ればリズムによって動きます。リズムがどれだけ調和良く保たれるかによって、健康か否かが決まるのです。

国家、そして人類全体の平和も、呼吸のリズムがカギを握ります。個々人のレベルで呼吸の法則が守られると、心身ともに健康になります。そして、社会的なレベルで法則が守られるなら、社会全体が平和になります。