歩くことは、さまざまな効果を期待できます

気軽に続けられるエクササイズとして、歩くことが見直されています。
今の日本人は、便利な交通・移送手段に頼っているので運動不足気味ですが、
毎日取り入れられる運動方法として、歩く時間を増やすことが
見直されているのです。

歩くことは、運動不足を解消できるほか、脳によい効果を与える瞑想法としても
効果を発揮しますし、さまざまな効果があります。

李承憲氏が、歩くことで得られる効果を次のように説明しています。

「十分歩き終わると、気持ちがすっきりしてきて、下腹が温まり、手足も暖かくなります。
そして、体は軽くなり、頭は冴えてきます。ゆっくり歩きながら気力が充電できたら、
スピードを出してみるのもよいでしょう。スピードを変えると気分も変わります。
早歩きはうつや怒りをなくし、ダイエットにも効果があるという研究結果があります」

李承憲氏の説明にあるように、歩くスピードを変えるだけでも、効果にバリエーションが
生まれます。健康維持・瞑想法・ダイエット……と、さまざまな効果を出せるウォーキングを
実践しましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『ジャンセンウォーキング』 講談社、2008年発行、
140ページより引用

情報を上手に処理することが、幸せや成功へのカギとなります

現代は、人類の歴史の中でも類をみないほど、通信・伝達の手段が発達している時代です。
それは氾濫する情報に右往左往する人が増えているということでもあります。
しかし、情報を適切に見極めれば
誰でも情報を活用して幸せや成功を手に入れていくことができます。

李承憲氏が、情報を処理し、判断することの大切さをこう説明しています。

「情報のすべてが信頼に足るもの、価値のあるものなのか、といえば決してそうではない。信じるに値すると証明された情報もあれば、そうでない情報もたくさんある。時には、正しいと思っていた情報が間違っていたと判明されることもある。みんなが同意する情報もあり、特定のグループでのみ通用する情報もある」

李承憲氏が強調していることは、あふれる情報に振りまわされずに、
情報を使いこなすのはあくまでも自分であることを悟り
たくさんの情報を上手に処理し、判断することが大切であるということです。
情報を上手に処理・判断をすることを学びましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、2006年発行、94ページより引用

身体を頻繁に動かすことで、脳をうまく使うことができます

人生には、苦難や障害がつきものです。
しかし、それを乗り越えることで、自分の夢や希望を叶えることができます。
そのために、ポジティブに生きることが成功哲学として求められます。
脳と体の関係を意識することで、
常にポジティブな態度を持ち続けられるようになります。

李承憲氏が、脳と身体について、このようなヒントを教えてくれています。

「身体と脳は、生涯のパートナーとして、終身契約を交わした間柄です。
互いの関係が、いかに緊密で協力的かによって、到達するレベルが変わってきます。
互いがスムーズに通じ合えば、生産性や創造性が高まり、どんな分野でも
卓越した業績を残すことができるのです」

李承憲氏の教えは、脳だけを使おうとするのではなく、
身体も満遍なく使うことが求められるということ、
普段から身体を楽しみながら動かすように心がけることが、
成功哲学につながっていきます。
運動をする機会がない人でも、たとえばウォーキングのような続けやすい方法で、
楽しみながら身体を動かす機会を設けましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、
63ページより引用

歩くことで、問題の解決策が見つかることがあります

人生の最後のときまで、健康で幸せに暮らし続けることを願う人々が増えています。

長く続けられる健康法に、ウォーキングがあります。
歩くことで身体を健康に保てるばかりか、脳を活性化する瞑想法としても
効果を期待できます。

李承憲氏が、ウォーキングをするときに
合わせてやってみるといいことを教えてくれています。

「心の中に溜まっているストレスや考え事を声に出して言ってみます。
周りに誰もいないときは、大声で気が済むまで言い続けましょう。
周囲の木々や草むらに話しかけているように、自分のすべてを率直に
吐き出します。
 自分がなぜ落ち込んでいるのか、なぜ浮かない顔をしているか、
その原因がわからないとき、この方法を活用すると、原因と解決策を
見つけることができます」

李承憲氏の説明のように、歩く瞑想法を実践しながら、
溜まっていることを声に出して言ってみてください。
それによって今まで思いもつかなかった解決策が得られることもあるかもしれません。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『ジャンセンウォーキング』 講談社、2008年発行、130~140ページより引用

私たちは調和に満ちた社会を求めています

現代社会は、競争社会でもあり、相互不信の社会と言われています。
そのことに疲れ、もっと安らいだ生活を求める人が増えています。

競争や争いを続けていては満たされないことを悟り、
私たちひとりひとりが周囲との調和を求めているなら、
これまでよりも調和に満ちた社会に変えていくこともできるはずです。

李承憲氏が、今私たちが何を悟り、何を求めているのかについて
次のように説明しています。

「この欲求は、物質的次元からではなく、私たちの魂の根源から湧き出てくるものである。
魂の深いところから湧き出るその欲望は、本能よりももっと深いところに隠されている。
その欲求は、調和と愛に根をおろし、あらゆるものと一つにつながりたいという望みである」

李承憲氏の言葉にあるように、私たちは本来、調和や愛を求めています。
協力して調和に満ちた社会をつくっていくことも可能なのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、
2006年発行、88ページより引用

怒りや悲しみを傍観できるようになりましょう

生きていれば、誰しも悲しみや怒りを感じる場面にぶつかります。
しかし、否定的な感情を長くひきずらないようにコントロールできるようになれば、
悲しみや怒りを感じることがあっても、すぐさま払いのけることができます。
感情を客観視する方法を身につけることが、誰にとっても共通の成功哲学です。
それは誰でも身につけることができます。

そのことについて李承憲氏が次のように説明しています。

「人生を決める要因は、外部環境ではなく、あなたがどのように脳を使うかにあります。
あなたの内面に、憎悪や恨みといったエネルギーが詰め込まれているのなら、
いずれそのエネルギーは、それにふさわしい現実を創造するでしょう。
本当に自分の望む人生を創造したければ、まず脳の中に潜んでいる否定的な情報を
払い落す必要があります。それは脳の主になる道でもあります」

李承憲氏の説明の通り、脳の主になって、否定的な感情を払拭できるようになれば、
人生を成功に導くことができるようになります。
脳の主になることが成功哲学でもあるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、
2009年発行、43ページより引用

変化に対応できる柔軟な脳を手に入れましょう

社会は常に変化を繰り返しています。
どこかで常に、何か新しい出来事が起きています。
絶えず新しいことが起こるというのは、刺激に満ちているということでもあり、
数え切れないほどのチャンスに恵まれているということでもあります。

私たちは複雑な社会の変化をうまく利用できるようになれば、
大きな成功を収めることもできるのです。
そのためには、社会の変化に対応できるように、
脳を常にトレーニングしておくことがいちばんです。

李承憲氏が、脳を柔軟に保つことについてこう語っています。

「新しい環境に上手く適応するためには、私たちの脳を柔軟にしなければなりません。
あなたの姿勢が開放的で柔軟であれば、意地を張る場面もないので、
変化は日常の中の自然な出来事となるでしょう。
変化に適応することは、挑戦、喜び、人生を肯定する経験となるでしょう」

李承憲氏の言葉を参考にして、変化に適応できる柔軟な脳を持てるように
脳トレーニングを心がけましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳がわかると人生は変わる』 ビジネス社、2007年発行、
151ページより引用

歩くことは誰でも続けることができる瞑想法です

歩くことは、年齢や性別、そして運動経験の多さに関係なく
誰でも実践できる健康法です。
身体にとってよいだけではなく、心にとっても
効果的な瞑想法となります。

李承憲氏が、効果的な歩き方をこう説明しています。

「視線は鼻先に意識を集中し、3~4歩先の地面を眺め、精神が乱れないようにします。
普通、歩調に合わせて呼吸を調節しますが、2歩もしくは3歩ごとに息を吸ったり吐いたりします。
この方法で歩くと、どんなに長く歩いても疲れを感じません」

歩くことに慣れていない人は、「少し歩くだけでも疲れてしまう」と
尻ごみをするかもしれません。
でも、歩き方を工夫するだけで、疲れを感じずに長く歩くことができます。
そして、適切に歩くことによって、健康が改善されるだけでなく、
脳が活性化され、とてもよい瞑想法にもなります。

李承憲氏の言葉を参考にして、たくさんの方々に
歩く運動法・歩く瞑想法を実践していただきたいと思います。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『ジャンセンウォーキング』 講談社、2008年発行、
139ページより引用

人を愛し、寛大になることを実践しましょう

「癒し」という言葉が流行語になってから、もう何年も経ちました。
競争社会に疲れ、休息を求める人が多いことの表れでもあります。
現実に、他人と競争するより調和することを求めたいという人や、
心の安定や平和を手に入れたいという人が増えています。
かつて他人と競争する人生を長く送ってきた人でも遅くはありません、
今からでもじゅうぶんに、人との調和や愛に満ちた生き方を
実現することができるのです。

李承憲氏が、なぜ人々が競争するのかをこう説明します。

「私たちは、人より勉強して人より偉くなるという人生、
他人を蹴落として昇っていくという人生、そうした方式に
従って生きている。そうすれば少なくとも自分の下にいる人たちよりは
不安も恐れも薄らぐかのように勘違いしながら生きてきた」

李承憲氏は、同時にこう説明します。

「本当の自分と和解して平和を得た人間だけが人を愛せるし、寛大になれる。
何かを心配していたり不安になっている限り、決して人には寛大になれない」

心の平和を得ることの大切さを悟り、人を愛し寛大になることを
実践しましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、
2006年発行、46ページより引用

私たち全体の夢を考えることで、脳が活性化します

脳が活発に働くことは、どんな目的を成功させたいときにも欠かせません。
脳の機能を最大限に引き出すことは、究極の成功哲学だと考えることもできます。

脳を活性化させるためには、自分の夢についてばかり考えるのではなく、
私たち全体のための夢について考えることです。
大きな夢のことを考え、追い求めることで、脳は活性化して元気になるのです。

李承憲氏が脳の活性化について説明しています。

「自分の利益のためだけの目標であれば、あなたの脳は一部の能力しか発揮できないはずです。利己的な願望は、エネルギーの波動を弱めます。同じ成功でも、どんな形の成功なのか、何のための成功なのかによって、あなたに流れ込む宇宙のエネルギーはバケツ一杯ほどの量になったり、海のように巨大で限りないものになったりするのです」

李承憲氏の説明の通り、
私たち全体の夢や利益を考えることで、脳に大きなエネルギーが流れ込みます。
私たち全体のための成功を目指すことで、脳は存分に能力を発揮できるのです。
それは私たち全体にとって、共通の成功哲学でもあります。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、101ページより引用