地球のエネルギーを感じ、心を通わせよう~李承憲氏の地球生命論

地球といえば、地球儀や衛星写真でよく目にする球体を思い浮かべますが、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、地球を物体としてとらえるだけでなく、スピリチュアルな面でとらえることが大事だと言います。

私たちは、道端に咲く野の花に「こんにちは」とあいさつしたり、自分で育てた花や木に話しかけたりして、花や木と心を通わせようとします。そのとき、私たちは花を単なる物質として見るのでなく、一つの生命として受け止めています。

李承憲氏は、これと同じように、地球全体を一つの生命体として考え、接するべきだと言います。われわれ人間が肉体と魂を有しているように、地球も肉体と魂、そして、エネルギーを有しています。この魂とエネルギーの存在を感じることが、地球との交流の第一歩となります。

李承憲氏によると、地球は常にとてつもないエネルギーを噴きだしていて、そのエネルギーは地上の大気をいっぱいに満たしています。このエネルギーこそ、あらゆる存在の根源となる「天地気運」です。植物と動物をはじめとして、岩や水、火などに至るまで、地球上のあらゆる存在は、地球と連なる純粋なエネルギーで構成されています。人間も、地球のエネルギーを通じて生命を維持しています。

私たちの意識が地球の魂と結びつき、心が通じ合ったとき、すべてを受け入れて愛することができるようになります。そして、宇宙の万物と調和をなすことができるようになるのです。