目標を掲げ、脳の変化を引き寄せる~李承憲氏


脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏によると、脳には「変化しにくい」という特性と、「変化しやすい」という特性の両面があるといいます。その二面性をしっかりと認識したうえで、脳に大きな変化を起こすべきです。

私たちの脳は絶え間なく変化しています。外部から新しい刺激を受けると、それに対応する脳回路がつくられます。

その一方で、いったん脳回路が作られると、それ以降、同じような刺激が外部から入って来たときは、同じ回路が処理を行います。これが繰り返されるごとに、その回路は強くなり、やがて習慣となります。習慣化することで、脳は効率よく情報を処理します。

習慣として作動するようになった脳回路は幅をきかせるようになります。自分で何かを「変えるべきだ」と考えても、脳はそれを誤った信号として受け止め、同じ脳回路を使おうとします。そのほうが、脳にとってはラクだからです。これが、多くの人が思うように変化を生むことができない理由です。

しかし、小さな変化でも脳に起こすことができれば、その変化は別の脳回路にも影響を及ぼし、また次の変化を招きよせます。強い意志さえあれば、ドミノ倒しのように脳に変化をもたらすことができるのです。

自分の目標さえしっかりしていれば、脳に変化は起こせるはずです。だから、李承憲氏は「目標を持とう」と訴えます。目標が明確でなければ変化の方向をつかめず、脳はそれまでの習慣に執着しようとします。まずは、はっきりとした目標を掲げることが大切です。