良心の導く通りに選択する


人を傷つけるようなことをしたり、あるいは考えたりするだけでも、胸に気まずさを感じたり、内面から静かな警告の声が聞こえてくることがあると思います。それは、内なる「良心」が働くからです。

なぜ、私たちは良心の声に従わないと、居心地が悪かったり、苦しくなったりするのでしょうか? 脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、良心が「本性に根ざしたものだから」だと言います。

事故や災害が起こって誰かが危険な状態にあるとき、自らの命の危険をかえりみず、救出しようとする人がいます。こうした行動を生むのが良心です。

李承憲氏によると、私たちが偉大な存在になれるかどうかは、単純に良心が存在しているか否かでなく、良心の存在を認識し、その良心の導く通りに従うと選択し、行動できるかどうかによって決まります。「絶対的な真実性とその真実性の表れである良心は、誰の内にも存在する。それを認めるのが知恵であり、そのように生きるのが美徳」(李承憲氏)だということです。

現代社会では、病気や精神的な不安・恐怖が、多くの場面で多くの人たちに暗い影を落としています。これらの暗い影の影響下にあれば、良心の声に従うのは難しくなります。だから、人間の本性を取り戻すには、体と心が健康であることが大事です。健康で希望に満ちあふれていれば、良心に従うことが容易になります。自分が損をしようとも、自らの意思を曲げることなく、毅然と立ち、正しいと感じることを実行できるようになります。