平和のカギは脳の情報にある


世界中の人が望みながら、なかなか実現しない地球の平和。世界的な脳教育者で、平和活動家でもある一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、平和実現のカギを握るのは、「人間の脳だ」と言います。李承憲氏の著書『息する平和学』から、脳と平和についての記述を要約して紹介します。

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地球の平和を実現するカギは、人間の脳にあると、私は考えています。

人間の脳には、いろいろな種類や特性があり、その種類によって、つくられる情報が変わります。たとえば、歪んで暗い脳は、歪曲された暗い情報を生みます。明るく健康な脳は、健康的でポジティブな情報を作り出します。明るく健康な脳が集まると、健康的な社会と文明が生まれます。

世の中に生まれるとき、人間の意識は白紙です。しかし、年をとるにつれて、様々な情報が入ってきて、人間の意識は「観念」という殻で囲われてしまいます。この殻によって、本来の純粋な魂は遮られ、脳は真の自分の姿が分からなくなります。その結果、宗教や国家、富と名誉など、不完全な価値を絶対視するようになるのです。

このような脳は、観念や習慣という「仮我」(仮の自分)の壁にぶつかって、真我(本当の自分)の声を聞かなくなります。そして、真我を見失った脳は、自分の利益だけのために働くようになるのです。

自分の脳の主人になることができれば、否定的な情報から自らを守り、自分と社会を癒す肯定的な情報を生みだすことができるようになります。肯定的な情報を作れる脳は、自分をヒーリングし、社会をヒーリングすることができます。このような脳がまさに世界平和のカギです。パワーにあふれた脳は、平和を実現するために最も強力な道具なのです。