脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、人類の平和を成し遂げるのは、私たちの「脳」だと言います。
戦争や民族紛争、テロに脅かされる今の世界をつくったのは、ほかならぬ人間の脳です。李承憲氏は、まず、その点を認識したうえで、私たちの脳を変えることで、平和を創造できると指摘します。
李承憲氏によれば、人類が平和を作り出せないのは、「まだ地球に人類精神というものが定立されていないから」です。人類精神とは、すべての人類が同意し、人類を統合する普遍妥当な価値観であり、民族や国家、宗教、思想を越えるものです。この人類精神を生み出せるのが、脳なのです。
李承憲氏の脳教育は、まさに「人類精神」を創造するために生まれました。李承憲氏が脳教育を始めたころは、そのプログラムの効果について懐疑的な声も聞かれましたが、実際に脳教育を受けた子供たちが成長し、さまざまな才能を発揮することで、世界的に認知されるようになりました。
李承憲氏は「限界を超える体験を何度も積んでいくと、脳を信じるようになる。その信じる心が集まって、脳をうまく活用する習慣を形成するようになる。その結果、無限の創造力が発揮される」と言います。
まずは脳の力を信じることから、すべてが始まります。李承憲氏は「脳を目覚めさせる方法は常にある。抵抗さえなくせば方法が見つけられる。多くの子供たちがそれを教えてくれた。方法を作り出すのが脳に対する尊重であり、方法がないと言うのは脳への冒涜だ」と話しています。