自由な魂

魂というものは、何かに出会い、一体化しようとします。不完全な魂がこの世にやってきて、さまよい求める相棒。それは神性です。

魂のエネルギーは、胸に存在しています。愛や喜び、悲しみが、胸から広がる理由はそのためです。一方、神性のエネルギーは脳にあります。違う場所にあるため、魂のエネルギーは寂しさを感じます。そして、片割れである神性に出会い、完全になろうとします。

魂が神性に出会うためには、魂のエネルギーが軽くなって、脳へと上昇していく必要があります。そのためには、エゴや執着を手放さないといけません。エゴや執着は魂をつかんで、上昇させないようにするからです。

魂は本来、自由なものであり、色も重さもない器のようなものです。重さがゼロのはずの魂は、様々な記憶、感情、欲望、多くの情報によって重たくなります。これらを手放すとき、魂が自由になります。

自由な魂だけが、真の平和の中で休むことができます。自由な魂は、自分を取り巻く状況を淡々と見るだけで、その現状に支配されることはありません。すべての出来事は、気エネルギーによって行ったり来たりする変化だということを、自由な魂は知っています。そして、広い視野で世の中の真実を見据え、神性の光を求めて舞い立つことができます。

カテゴリーTAO