感情をコントロールする方法

自分の抱いている感情を変えたいと思うときは、だれにもありますよね。感情を変えたいと思ったら、まずは身体を動かしてみることです。

例えば、怒りが込みあげたときは、場所を変えて散歩してみましょう。頭頂部まで昇っていた怒りのエネルギーが風に吹き飛ばされ、詰まっていた胸が開き始めるでしょう。寂しいときは、楽しい音楽をかけながら掃除をしたり、ダンスを踊ったりします。そうすれば、胸の中から喜びのエネルギーが湧きあがり、全身に生命の活力が満ちあふれていきます。

行動を通して新しい感情を創造することは、まるで新たな道を作るようなものです。人間というものは、昔からの慣れたパターン通りに行動する傾向があります。これは感情も同様で、感情の反応パターンが一度形成されると、そのパターンを変えるのは簡単ではありません。

だから、すでにできた道を無くそうと努力するよりも、新たな道をつくるほうが簡単です。新しい道ができれば、昔の道は雑草に覆われ、おのずと足が途絶えます。感情も同じで、否定的な感情を消すのでなく、肯定的な感情を創るのです。自らに肯定的な情報を積極的に提供し、肯定的な感情を引き起こす作業を繰り返します。そうすると、否定的な感情がいつしかなくなっていきます。

感情をコントロールする力は、魂から生まれます。魂が「感情は私ではなく私のものだ!」と宣言することで、感情への主導権を握ることができます。はじめのうちは、感情の支配から自由になるのが難しいかもしれません。しかし、魂が宣言を繰り返すことで、感情をコントロールする力をもつようになり、感情は魂によって飼い慣らされていきます。

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