エネルギー体

肉体は、目に見えない軽い気体であるエネルギー体に覆い囲まれています。エネルギー体は身体の内外に存在し、身体から90センチほど外側に伸びています。科学用語で生体電磁場といいます。エネルギーの活性度合いや心の作用によって、大きくなったり小さくなったり形も変化します。

エネルギー感覚が発達した人は、エネルギー体を見て感じられます。人のオーラを見るというのがまさにエネルギー体のことです。エネルギー体は、その人の精神状態をそのまま映しだしています。例えば、誰かが怒っている状態で部屋に入ってきたとしたら、何も言わなくてもあなたはそれを感知するでしょう。あなたのエネルギー体はあなたの周りにいる人々の影響を受けるため、そのエネルギーを感じられるのです。

エネルギー体は、胸の真ん中に位置する中丹田のエネルギーと深い関係があります。中丹田のエネルギーの名前は「気」といいます。気エネルギーには清濁があり、清いエネルギーは周囲に大きく広がりますが、濁ったエネルギーは停滞し、胸のエネルギーの流れを妨げます。

気エネルギーの清濁は、心の状態に影響を受けます。心が開かれ肯定的ならば、エネルギー体も同じく活性化されます。心が閉ざされていると、気エネルギーの流れも滞ります。

気エネルギーが活性化すればするほど、外部からエネルギーをもらう必要がなくなり、むしろ内側からポジティブなエネルギーが外へと満ち溢れ、周りの人たちにもプラスの影響を与えます。

このため、中丹田のエネルギーが活性化すると、人間関係が円滑になります。このような状態を気エネルギーが成長したという意味で「気壮」と呼びます。

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