李承憲氏の「人生に響く哲学」とは

世界的な脳教育者、李承憲氏は「ひとりひとりの人生に響く哲学」の大切さを説いています。李承憲氏の著書『脳哲学』より、現代社会に求められている哲学のあり方を考えてみましょう。

古代の哲学者たちは、哲学の世界だけにとどまらず、政治や数学、科学など幅広い分野で活躍しました。古代ギリシャのソクラテスは、哲学・数学・自然学・論理学・政治学などの多岐にわたる研究を行い、「万学の祖」と呼ばれました。哲学は、あらゆる学問、そして、実社会とも深く結びついていたのです。

しかし、現代社会において、哲学は学術の世界、いわゆる「象牙の塔」の中に閉じ込められがちです。哲学が私たちの人生や社会と切り離され、政治も経済も教育においても哲学が軽視されているのです。

今、世界には知識と情報が洪水ようにあふれかえり、人類はかつてないほど物質的に豊かな時代を迎えています。しかし、それにもかかわらず、一人ひとりの人生の基盤はぜい弱で、絶え間ない競争の中で消耗し、混乱しています。

そんな現代社会において、必要なのは、一人ひとりの人生に響いてくる哲学だと、李承憲氏は言います。何を選択すべきか、誰を信じるべきか。そして、私は誰で、どう生きるべきなのか・・・。そんな問いに答えてくれる哲学が求められているのです。

李承憲氏は、「まずは自らの脳を使わければならない」と言います。そして、答えが見つかるまで、脳を使い続けることが、哲学のあるべき姿なのです。

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