ベストセラー『セドナ・メッセージ』の著者・李承憲氏が来日講演~「精神文明の開花を」-その3

■全米出版界も驚愕のベストセラー
『セドナ・メッセージ』は李承憲氏の自伝的エッセイで、約15年前に米アリゾナ州の聖地セドナを初めて訪れて以来、セドナで自らが開発した瞑想プログラムや数々のスピリチュアル体験を紹介しています。昨年8月に発売されたアメリカでは、米Amazonの書籍売上の総合部門で8位にランクイン。さらに、今年に入って、ニューヨーク・タイムズなど米国3大新聞のランキングでそれぞれトップ10入りを果たしました。日本でも、昨年12月にアマゾン(amazon.co.jp)の書籍販売ランキングで総合1位を獲得するなど、大ヒットが続いています。

■セドナから「瞑想体験」の映像配信
『セドナ・メッセージ』が大反響を呼んだのを受けて、李承憲氏はセドナにインターネット放送局「ライフパーティクルTV 」(http://www.lifeparticletv.com/)を開局。映像を通じて、セドナの魅力を全世界に伝えています。李承憲氏は、「時間と場所に縛られることなく、オンラインで呼吸・瞑想の体験ができるような映像を提供し、1億人に脳教育コンテンツを普及させたい」と話しています。

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ベストセラー『セドナ・メッセージ』の著者・李承憲氏が来日講演~「精神文明の開花を」-その2


■脳教育からの人間性回復
講演で李承憲氏は、物質文明から精神文明への転換に向けて、「脳教育を通じた人間性と地球環境の回復が必要だ」と強調。そのうえで、「脳をよく知り、脳をうまく使えば、さまざまな問題はもっと簡単に解決できる」として、脳教育の重要性を訴えました。

■「日本で精神文明の開花を」
李承憲氏は、日本の精神文化についての持論も披露。日本には「正直で誠実な国民性」と、「海外の様々な文化を柔軟に受け入れて、発展させてきた伝統」があると指摘しました。こうした長所が生かされれば、「精神文明時代の大きな花が日本で咲くのではないか」と語り、参加者を勇気づけました。

■呼吸法を直接指導
さらに、李承憲氏は講演で、参加者に呼吸法を指導。「呼吸を通して自分が本当に望んでいるのが何かが分かる。自分の体の状態を感じる感覚が回復し、人間性を取り戻すことができる」と語りました。参加者は、日々の雑念を忘れ、自らの内側に意識を向けるセドナ流の呼吸法をじっくり体験しました。

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李承憲氏の脳教育が導く「社会的健康」

『「病気ではない」という状態は、健康の出発点に過ぎない』――。
脳教育の世界的権威である一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、著書『息する平和学』の中でそう語っています。本当の健康とはなにか。李承憲氏は、脳教育の視点から、「社会的健康」の重要性を唱えています。

◆魂の願いをかなえる
体と心は、魂の願いをかなえる「equipment(エクイップメント)=道具」に過ぎないと、李承憲氏は語ります。心身ともに健康であることは第一ですが、それ自体が人生の目的ではないのです。なりたい自分になって幸せな人生を歩むこと――そのために、わたしたちの体と心は存在しています。

◆社会的健康の実践
李承憲氏は、幸せになるためには、体と心の健康以外にも必要なものがあると言います。それは、「社会的健康(ソーシャル・フィットネス)」です。
昔から人間は、他者との関わりの中で成長してきました。社会的健康とは、他者との創造的な結びつきです。社会的健康を得るためには、心身が健康であることが前提であり、さらに、能力・情報・技術も必要です。

◆共同体を有益に導く
社会的に健康になるには、共同体への参画も必要になります。共同体の中で、人々と良い関係をつくること。仕事に対する責任を持ち、役割を果たし、他人から信頼を得ること。その繰り返しによって、ヒューマンスキル(人間関係能力)が培われていきます。社会的健康は、自分1人だけが利益を得るものではありません。共同体全体を有益に導くことによって成し遂げられるのです。

◆脳教育は「体験と実践」
社会的健康を得るための最適なトレーニングが、脳教育です。李承憲氏は『脳教育では、観念的で教理的な教えではなく、体験と実践を通じて、社会的健康を体得できる』と言います。昨今の日本では、他人と触れあうことができない人が増えています。社会的健康は、幸せをつかむための大きな一歩。脳教育がその一歩を後押しするのです。

李承憲氏が語る脳教育の「4つの核心」

脳教育の第一人者である一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、著書『息する平和学』の中で、脳教育の核心に触れています。同著によると、脳教育には、主に4つの目的があります。それは、「感覚の回復」「良心の回復」「平和の体験」、そして、「脳の主になること」です。この4つの目的を理解することで、脳教育の真髄に迫ることができます。

◆感覚の回復
李承憲氏によると、脳教育の核心の第一は、「感覚の回復」です。
文明化した現代人は、生き方や人間関係、遊び方などをすべて学ばなければ生きていけないと思いこんでいます。しかし、わたしたちにはもともと生命体としての素晴らしい能力が備わっています。脳教育では、呼吸によって調和とバランスを感じ、それらの感覚をひとつずつ目覚めさせていきます。

◆良心の回復
脳教育の核心の第二は、「良心の回復」です。
健康な体や知識があっても、良心のない人間が集まれば、人類だけでなくあらゆる生命の生存を脅かす危険要素となり得るでしょう。良心を持つことは、人として生きる上でとても大切なことです。脳教育では、自分自身を見つめることから、良心の回復を図ります。

◆平和の体験
脳教育の核心の第三は、「平和の体験」です。
明るく強く優しいエネルギーは、世の中を癒す力を持っています。平和は、理解するのではなく実践を通して体験するもの。脳教育では、体、名前、人格の向こう側にある自分の実体を見つめ直し、自ら愛することから平和を体感します。

◆脳の主になること
脳教育の核心の第四は、「脳の主になること」です。
わたしたちの脳は、入り乱れた雑多な情報に支配されていることが少なくありません。脳教育を受け、自分自身の脳の主になることで、情報を選択あるいは創造する力を生み出します。このパワーこそ、人生を切り拓く根源となるのです。

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李承憲氏が語る脳教育の真髄は、天と地を感じることができる「天地人」を目指すことにあります。自分自身を癒すばかりでなく、地球平和にも貢献できる創造性豊かな人間の在り方が、ここに示されているのです。

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ヨガを融合させた体と心と脳のヨガ、ホリスティック・エクササイズです。
体のトレーニングを通して脳を活性化し、心身の健康、幸せを実現します。
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李承憲氏が語る~「地球」と「平和」のための脳教育

人間は、互いに競争することによって文明を切り開き、生活を豊かなものにしてきました。しかし、競争社会は格差を生み、格差は人に妬みや不満、怒りなどの負のエネルギーをもたらしているのも事実です。

李承憲氏は、著書『息する平和学』で、そのような「負」の情報からの決別を訴えています。そして、それに代わる良い情報を脳に与えることで、脳を活性化することができると言っています。

では、「良い情報」とはどんな情報を指すのでしょうか?李承憲氏は次のように語っています。

脳教育でよい情報なのか否かを判断する最終的な基準は「地球」と「平和」だ。ある情報を選択しようとする時、私たちが最終的に問いかける質問は「この情報が地球にいいのか」である。「この情報が成功と競争に役立つのか」でなく、「この情報が平和に役立つのか」である。(李承憲氏『息する平和学』)

脳に良い情報を与えるという脳活性化法は、脳教育における主なアプローチの一つです。脳教育には、このほかにも、体を動かして脳を目覚めさせていく脳活性化法や、呼吸によってエネルギーを呼び覚ます脳活性化法があります。

脳は複雑で精密だが、脳教育は複雑でも難しくもない。脳教育の核心は、脳に清らかで明るいエネルギーと、よい情報を供給することで、パワーある脳をつくることだ。(李承憲氏『息する平和学』)

人類の平和のために、脳教育の必要性を掲げる李承憲氏のメッセージ。「地球」「平和」というシンプルなキーワードを心に留めるところから、私たちの可能性が広がっていくのです。

「ニューヒューマン」が世界を変える~李承憲氏

2011年3月11日の東日本大震災以降、日本では、他者をいたわり他者のために行動するつながりに光が当たるようになりました。いまなお、自費で被災地にかけつけ、ボランティア活動をされている方々がいることに多くの人々が感動し、「絆」の和はどんどん広がっています。

韓国では昔から、私欲を捨てて、他者のために力を尽くす人のことを「弘益人間」と呼び、尊敬を集めてきました。李承憲氏は著書『息する平和学』のなかで、「『社会のために生きることが、自分自身を生かすこと』という考え方は、地球平和につながる」と語っています。

李承憲氏は、地球平和のために働く人が備える条件を5つ示しています。
1.体と心が健康である
2.良心的である
3.心のバランスがとれていて、安定している
4.生計を立てる能力を持っている
5.自らの言葉・考え・行動から良い情報を選択することができる

この5つの条件を満たした人のことを、李承憲氏は「ニューヒューマン」(新しい人間)と呼んでいます。『息する平和学』には、次のような記述があります。

「弘益の精神で地球愛、人間愛を実践する人がニューヒューマンであり、ニューヒューマンの力を結集させると、平和のパワーが生まれる。ニューヒューマンは明るく強い人だ。善良で、力のある人だ。自らの力を自分の利益だけでなく、社会全体のために使うという成熟した意識を持つ人だ。ニューヒューマンはパワーある脳を持っている。そんなパワーある脳をつくるのが、脳教育なのだ」

李承憲氏が提唱する脳教育は、ただ個人の目先の幸せを追求するための手段ではありません。そこには、地球全体を対象とした、壮大な愛と平和の実践が示されているのです。

「脳の目覚めが導く平和」~李承憲氏『息する平和学』より

一指 李承憲(イルチ イスンホン)氏は、幸福と平和のために、脳の活性化、すなわち脳教育の必要性を提唱してきました。脳教育の目的は、「自分が本当に願っていることは何か?」という心の声に純粋な気持ちで耳を傾けられるようになること。そして、思い描いたビジョンを実現し、なりたい自分になることです。

著書『息する平和学』の中で、李承憲氏は次のように語っています。「パワーある脳が集まって健康な社会をつくり、健康な文明をつくる」。同著によると、パワーある脳とは、3つの特徴を備えた脳のことを指します。すなわち、「創造的」「平和的」「生産的」という3拍子がそろった脳です。

◆創造的な脳
創造的な脳とは、明るい未来を思い描く脳です。柔軟な思考と創造の力で、どんな苦難も乗り越え、道を切り開いていきます。現実に屈服することなく、一歩一歩前に進むパワーを生み出します。

◆平和的な脳
平和的な脳とは、人と調和し、人を癒すことができる脳です。周りの人や出来事との調和、さらに、自らを癒すヒーリング能力などが備わった脳は、わたしたちを平和へと導きます。

◆生産的な脳
生産的な脳は、責任感を持ち、現実に対処できる脳です。時間や資源を浪費するのではなく、地に足をつけて行動することによって、夢を叶え、願っていた自分を具現化することができます。

「平和を実現できる力を育てる最もはやい道は、自分の脳を目覚めさせて脳と対話し、脳を活性化することだ」

李承憲氏は私たちにそう語りかけます。脳教育によって脳を覚醒させ、自らの脳の主となる。その先には、平和への道標が示されているのです。

平和のカギは脳の情報にある

世界中の人が望みながら、なかなか実現しない地球の平和。世界的な脳教育者で、平和活動家でもある一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、平和実現のカギを握るのは、「人間の脳だ」と言います。李承憲氏の著書『息する平和学』から、脳と平和についての記述を要約して紹介します。

* * *

地球の平和を実現するカギは、人間の脳にあると、私は考えています。

人間の脳には、いろいろな種類や特性があり、その種類によって、つくられる情報が変わります。たとえば、歪んで暗い脳は、歪曲された暗い情報を生みます。明るく健康な脳は、健康的でポジティブな情報を作り出します。明るく健康な脳が集まると、健康的な社会と文明が生まれます。

世の中に生まれるとき、人間の意識は白紙です。しかし、年をとるにつれて、様々な情報が入ってきて、人間の意識は「観念」という殻で囲われてしまいます。この殻によって、本来の純粋な魂は遮られ、脳は真の自分の姿が分からなくなります。その結果、宗教や国家、富と名誉など、不完全な価値を絶対視するようになるのです。

このような脳は、観念や習慣という「仮我」(仮の自分)の壁にぶつかって、真我(本当の自分)の声を聞かなくなります。そして、真我を見失った脳は、自分の利益だけのために働くようになるのです。

自分の脳の主人になることができれば、否定的な情報から自らを守り、自分と社会を癒す肯定的な情報を生みだすことができるようになります。肯定的な情報を作れる脳は、自分をヒーリングし、社会をヒーリングすることができます。このような脳がまさに世界平和のカギです。パワーにあふれた脳は、平和を実現するために最も強力な道具なのです。

ゼロ点を回復する4つの原則

~一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『The Twelve Enlightenments for Healing Society』より引用、Healing Society、2002年発行~

人生のすべての領域から正しい取引ができるために、今私たちがすべきことはこのようなことであろう。

一つ、自分が完全な秤であることを認めなければならない。

二つ、自分が持っている観念の重さのため、その秤の目盛りが0に合わせられていないことに気づかなければならない。

三つ、私たちの人生で成り立つすべての選択、すべての取引で互いに異なった価値を比較し評価できる価値の中心価値が自分の人格や思想や宗教や人種ではなく、地球であることに気づかなければならない。

生命の新しい正義、心臓から脳へ

~一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『The Twelve Enlightenments for Healing Society』より引用、Healing Society、2002年発行~

私たちは肉体がすなわち私たち自身で、生命の全てだと知っている。しかし生命に対する私たちの理解が肉体を超え、エネルギー体と情報体にまで拡がれば、多くのことが違ってくるだろう。今よりずっと成熟し、水準の高い死の文化を持つようになり、心臓と血液ではなく脳と情報を生命の象徴と思うようになるはずだ。その時、初めて生命を持った私たちの成すべきことが何なのかを知ることになるだろう。