地球とともに息をしてみましょう

アメリカのアリゾナ州には、
セドナという名のとても美しくスピリチュアルな土地があります。
世界には、大地から強いエネルギーが渦巻きのように放出されている場所、
ボルテックスが21カ所あるとされています。
そのうち4つが集まっているセドナは特別な場所です。
ボルテックスには人間の不完全なエネルギーのバランスを整える
神秘的な力があります。
そこにいるだけで母なる地球の心を感じることができる場所、セドナ。
そんなセドナで李承憲氏が地球を感じる瞑想法として紹介しているのがセドナ瞑想です。

私たちのひとりひとりが、実生活の中で地球との交流を
深める方法があります。
セドナ瞑想で地球の大きさを感じとってきた李承憲氏が、
地球とともに息をする瞑想法を具体的に紹介してくれています。

「小さな地球を思い浮かべます。その地球が私たちの目の前にあると想像してみてください。
両手で小さな地球を包みこみます。地球は、私たちの手の中に入っていきます」

この方法を続けることで、
私たちは地球とともに息を吸い込み、地球とともに息を吐き出し、
地球が私たちとつながっていることを感じとることができるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、104ページより引用

地球を身体と心で感じとりましょう

これまでの人類は、歴史の中で国家・民族・宗教等の間で
争いを繰り返してきました。
今も争いが消えているわけではありません。
しかし、誰にでも平和を求める心はあるはずです。

平和を実現するために私たちに必要なのは、地球という共通の価値に気づくことです。
これからの人類は、
私たち人類がひとつであることや、
私たちのルーツが地球にあることに気づき、
地球を身体と心で感じとることが大切なのです。

李承憲氏がこのようにまとめてくれました。

「私たちには魂がうち震えるほどの気づきが必要です。体験を通じて細胞の一つひとつに刻印され、忘れようにも忘れようがない、そういう気づきが必要です。そうしてこそはじめて脳が変わり、その気づきは人生そのものになり、この地球は変わるのです」

李承憲氏が教えてくれているように、私たち人類は強烈な気づきを得ることで、
自分を変え、地球を変えて行けるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
34ページより引用

地球が母なる生命体であることに気づきましょう

地球に住んでいる私たち人類は、地球の一部でもあります。
地球について、もっと掘り下げて知らなくてはならないのですが、
ただ地球のことを科学的に捉えて研究するだけではわかりません。
地球がひとつの偉大な生命体であることに気づき、
地球と心を通わせるようにしたいものです。

李承憲氏がわかりやすく説明してくれています

「人間に魂があるように地球にも地球の魂、地球の心があります。あらゆる生命体を生み育む生命の根源、生命の母と同じ心、それが地球の心であり天地の心です」

李承憲氏は、地球が母なる生命体であることを、私たち人類のひとりひとりが気づき、
そして地球のエネルギーの素晴らしさを肌で感じとることを推奨しています。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
61ページより引用

地球のために、全人類のために平和の祈りを捧げましょう

人類は、今転換期を迎えています。

人類の歴史の中で、これほど人々の往来が活発になった時代もありませんし、
これほど人々のコミュニケーションが盛んになった時代もありません。
これは、人類がこれまでとは全く違う、平和をもたらせるチャンスです。
全人類の平和の祈りを実現することが可能な時代になっているのです。

これまでの人類は、所属する国家・民族・宗教のような単位の中だけで生き、
その単位の外にいる人間と争ってきました。
李承憲氏がその事実をこう説明しています

「これまで人類は、個人や家庭、国家や民族、宗教などに最高の価値を置き、それらのために祈り、働いてきました。
しかし、地球のために祈り、働く人は多くありませんでした。それゆえ人類の平和は、単なる願望と祈りの対象にしかならず、現実的な力を持つことはできませんでした」

これからの時代は、地球のために、そして全人類のために
平和の祈りを捧げることが大切なのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
46ページより引用

成熟した人生を送るために、脳の持つ力をよく理解しましょう

現代は、生活を豊かにするために多くの技術が開発され、絶えず発展しています。
多くの技術のおかけで、私たちの生活はとても便利になりました。
しかし、私たちに必要なのは、そのような技術だけではありません。
人生を豊かにする技術、成熟した人生を送るための技術も必要です。

現代は迷いを感じる人が多く、
自己啓発の方法を探す人が増えています。
変わった自己啓発の方法を試す必要はありません。
私たちが生まれたときから持っている脳の力を
自然に引き出すようにするだけで充分なのです。

李承憲氏は脳の持つ力を次のように説明しています。

「脳の主人である私たちが、健康、幸福、平和を選択しようと絶えず脳に要求して説得すれば、
私たちの脳はその方向へと従うようになっています。そして自ら健康、幸福、平和を経験できる方法を探し出します」

現代社会に暮らす私たちが失いがちな人間性は、
脳に対しての働きかけを改善することで取り戻すことができます。
そして、人生も変えることができる、と李承憲氏は端的に説明してくれています。

一指 李承憲(イルチイ・スンホン)著  『脳がわかると人生は変わる』 ビジネス社、2007年発行、
204ページより引用

脳波振動で脳を存分に活用しましょう

人の脳は、使い方が正しいと素晴らしい機能を発揮することができます。
脳が存分に機能できるように、普段から脳をよい状態に保っておけば、
誰でも脳を存分に活用できますし、素晴らしい成果を脳は見せてくれます。

脳を活用するために欠かせない脳波振動は、脳をどのように変えるのでしょうか? 
脳波振動を実践すると、脳のエネルギーバランスが整います。
脳のエネルギーのバランスがとれると、脳の機能が向上し、
たくさんの問題を解決してくれるようになります。

李承憲氏が脳波振動の原理を次のように説明しています。

「脳波振動で脳が統合されると、脳の外側にある大脳皮質からもっとも核心部にある脳幹に至るまで、
ひとつの情報が貫通するようになります。三つの脳に、一斉にスイッチが入り、とてつもないエネルギーを
噴き出すようになります」

李承憲氏は、脳波振動を実践して脳を統合させて
脳のエネルギーが一体化されることが大切である、
と教えてくれています。

一指 李承憲(イルチイ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、
140ページより引用

瞑想を通じて、魂を自由にしましょう

人は社会で生きて行くうちに、さまざまな執着を体験します。
さまざまな愛や憎しみを抱えて生きていくうちに、
まさにがんじがらめになっているかもしれません。

それでも、人は瞑想を通じて、さまざまな執着から解放され、
魂を自由にすることができます。
魂が自由であれば、地球の魂を感じることができます。

魂を自由にするための瞑想法については、
李承憲氏がヒントを与えてくれています。

「憎しみを掴んでいるにせよ、愛を掴んでいるにせよ、縛られている点では同じです。
魂の器をカラにしなければ、われわれの意識のレベルが物質的で肉体的なレベルに
留まっていては、地球の魂に出会えません」

何かに執着していると感じたときは、
李承憲氏の説明に従って、瞑想法を通じて魂を解放しましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
129ページより引用

悟りは特別なことではなく、誰でもできます

人は誰しも、夢や希望を抱いてこの世に生まれてきます。
成長するにつれて、不安にさいなまれる時期を一度は迎えますが、
誰でも経験することで、意識しすぎる必要はありません。
ただ最近は、強い不安にさいなまれ、
「自分はダメかもしれない」といった不安を抱える人も目立つかもしれません。

しかし、特別な人だけがこれからの時代を生き抜いていけるわけではありません。
特別な能力や知識を持っていない、一般の私たちでも、じゅうぶんに
これからの時代を生き抜いていけるのです。
その手掛かりを、李承憲氏が教えてくれています。

「誰でも悟ることができる。ただ、選べばいいのだ。悟りは、あなたに大きな自己犠牲を強要したりしない。
自分の大いなる魂に頼れば、悟りと現実の両方を得ることができる」

悟りとは、私たちの中にある知恵を取り戻すことでもあります。
本来の自分を取り戻すだけでよいのです。

李承憲氏は、悟ることで進むべき道の手掛かりを得られると
教えてくれているのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社出版、2006年発行、170ページより引用

母なる地球の愛に気づきましょう

私たち人類は、常に人類愛や地球愛を実践していくことが大切です。

頭で理解しているだけの段階にとどまってしまうと、
実践はおぼつかなくなりますから、
母なる地球を感じて、その魂と交流していけば、
母なる地球の愛に気づき、自分もその一部であることに気づきますし、
愛と平和のために生きて行こうと、心の底から思うことができます。

李承憲氏がそのことを説明してくれています。

「『天と地と自分は一つなのだ!』
『自分は自然なるままに存在する永遠なる生命なのだ!』
母なる地球と一つになった人は上記のような気づきを得て、
私たちの魂がこのような事実を自覚するとき、ようやく心の安定と平和を得るのです」

李承憲氏の言葉に従って母なる地球と一体になれば、
自分も永遠の生命の一部であることに気づき、
人類愛・地球愛の実践につながることでしょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
138ページより引用

母なる地球のもとで、互いに歩み寄りましょう

現在の地球は、人々の交流がとても活発になりました。
技術の発達のおかげで、地球はこの1世紀でとても狭くなりました。

日本にいても、さまざまな国の人を見かけます。
地球の裏側から訪れる人々も少なくありません。

それでもまだ、いがみ合っている国々がありますし、
民族や人種間の対立も存在します。
しかし、それも私たちの歩み寄りで、止めることができるでしょう。

セドナ瞑想を通じて、李承憲氏は確信を得ています。

「母のような大いなる愛で全人類を温かく包みこめる存在、
すべての国家と民族と宗教を抱擁できる存在こそがまさに「母なる地球」なのです」

「母なる地球は」今苦しんでいるかもしれませんが、
それも永遠のものではありません。
いつか私たち人類が互いに心を通わすことで、
「母なる地球」は私たち人類を包みこんでくれるのです。

李承憲氏がセドナ瞑想を通じて得ている言葉は、
私たちがこれから生きて行く上でヒントを与えてくれます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、
64ページより引用