ほんとうの自信を取り戻しましょう

成功する人生のための秘訣は何でしょうか?
簡単に言えば「どうせ、私なんか……」といった悲観的な考え方をするのではなく、
「やれば、私はできる」という自信をもって行動することです。
誰にとっても共通の成功哲学なのです。

その自信の持ち方もひとつではありません。脳のどこで「私はできる」と
意識するかで大きく変わってきます。

李承憲氏がその違いを説明してくれています。

「表層意識で言う『私はできる』は、『私は、あなたよりできる』という意味です。
このような考え方が脳を混乱させるのです。それは脳に『私はできる』と
『あなたはできない』という二つの言葉が、同時に聞こえているからです。
これでは心が落ち着きません」

表層意識で自信を持つだけではなく、脳幹の自信を取り戻すことで、
「あなたよりできる」という差別的な考え方はなくなり、
「私たちみんなができる」と考えることができるのです。

李承憲氏の言葉を参考に、「私たちみんなができる」という本質的な自信を取り戻すことが、
いちばんの成功哲学となるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、
103ページより引用

幅広い視点を持てるように、柔軟な脳を手に入れましょう

現在はインターネット等を通じて、さまざまな情報を得られる時代でもあります。
マスコミの一方的な報道だけではなく、多彩な意見を受けとることができます。 

どんなときでも幅広い視点から事物を見つめ、
さまざまな観点から事物を検証するようにトレーニングをしておくことが大切です。
先入観を持つことは、脳の働きが偏り、頑なになることの裏返しでもあります。

李承憲氏がこのことを次のように説明しています。

「事物を別の角度から見るようになると、大きな心の余裕と理解力を得ることができます。
そのようになれば、他人の観点から状況を見ようと努力し、他人の考えが理解できるようになります。
その結果、より円滑で調和の取れた人間関係を結ぶことができるのです」

李承憲氏は、幅広い見方を取ることで、他人の考えを理解でき、ひいては
円滑な人間関係を築けることを教えてくれています。
脳を柔軟にして、柔軟に事物を見られるように、
普段からトレーニングを心がけましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳がわかると人生は変わる』 ビジネス社、
2007年発行、150ページより引用

自分を信じることで、なりたい自分に変われます

私たちは、自分自身を変えていく能力を最初から備えています。
自分自身が望むような人間になれるどうかは、自分自身の考え方によって変わります。
自分自身の心構えがこれからの人生を左右することを悟り、
望みどおりの人間になれるのだと信じることが、
自分の成長を実現するエネルギーとなるのです。

李承憲氏が、端的に説明しています。

「私たちは自分自身もまた善良な存在になれると信じることができるのだ。そして、
そういった信念をもった瞬間、まるで電流が流れるかのように、体のすみずみに純粋で
善良なエネルギーが流れ出すだろう。そのエネルギーは、止まることなく着々と強くなる」

李承憲氏が教えてくれているように、
自分が変わる可能性を強く信じることが大切です。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、
2006年発行、30~31ページより引用

歩く瞑想を実践して、自然の生命力を感じ取りましょう

癒しや安らぎを求める風潮が強まって、すでにかなりの年数が経ちました。
現代型のライフスタイルを続けていることで、
現代人の身体と心はストレスの影響を受けやすくなっているため、
リラックスしたい人々が増えています。

それを実現できる方法があります。
年齢や性別に関係なく、誰でも行える瞑想法です。
瞑想というと、難しく考える人もいるようですが、
歩くだけなら難しいものではありません。
歩くことで、脳に適度な刺激を与えることができ、
足元を通して自然の生命力を感じとることができるのです。

李承憲氏が、歩く瞑想法について説明しています。

「すべての神経を足に集中します。集中し歩いている間、
おのずから雑念のない状態に留まることができます。
靴を履いて歩くときも、足の裏にじっと集中してみると、
土の感触が伝わってきます。
靴底を貫き伝わってくる土の感触は、羽毛や柔らかい布のようであり、
優しさと同時に強い生命力が伝わってきます」

李承憲氏が教えてくれる通りに、歩く瞑想を実践して
土から生命力を受け取りましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『ジャンセンウォーキング』 
講談社、2008年発行、139ページより引用

本当の私を知ることで、真の健康や幸せも発見できます

健康を維持して活発に人生を過ごすことや、アンチエイジングを実践することが
全国的に広まっています。ところで、そのような長期的な健康や幸せを
手に入れるためにまず必要なことはどんなことでしょうか? 

まず自分の人生を自分の意思でコントロールしていくことです。
それを常に心がけることで、健康や幸せも手に入るようになります。

自分の人生を明確な目的をもって
生きていない、漠然と人生を過ごしている人が少なくないかもしれません。
しかしこれからは、本当の私である真我を確立した人が増えていくことでしょう。

李承憲氏が、そのことをわかりやすく教えてくれます。

「本当の健康と幸せの根源を求めることができるのは、ただあなたの真我だけである。自分の中に真我を発見した人だけが、完全で永遠の幸せを発見できる」

李承憲氏の言葉にあるように、真我を見つけて
本当の健康や幸せを手に入れましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『悟りの哲学』 ビジネス社、2006年発行、29ページより引用

私たちは誰でも悟ることができます

意識していない人が多いかもしれませんが、
私たちは大きな可能性に恵まれています。
私たちのひとりひとりに、私たち人類の運命を
変えていくことができる可能性が与えられているということです。

体のなかに流れている気エネルギーを通じて、
私たちは「一つ」であることを感じることができます。
もう、一握りの限られた人びとだけが悟りを得るような時代ではありません。
私たちは常に悟りの中にいます。
ただ実践せずにいるだけです。
私たちの中にある善良な心を表現するだけで、悟りは自然に身についてきます。

李承憲氏が、悟りが一部の人間だけのものではないことを説明しています。

「選ばれたエリートのための悟りという時代は終わった。
すべての人類の幸福と未来のために世の中を変化させる力が、
どんな人間にもすでに与えられているという事実を悟るべきである」

李承憲氏の言葉はとても奥が深いです。
私たちは、自分たちに与えられている可能性を活かして、
私たちの胸の中にある真の愛を回復させましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著 『悟りの哲学』 
ビジネス社、2006年発行、69ページより引用

瞑想を通じて、本当の自分を認識することができます

瞑想をすることは、身体にとっても心にとっても
とてもよい結果をもたらしてくれます。
身体と心はつながっていますし、丹田呼吸をすることで、
身体も心も平穏な状態になります。

李承憲氏が、瞑想法について説明しています。

「瞑想は心を平穏にする道具で、瞑想によって自分をさらに明確に見ることができます。大部分の瞑想をこのようなものと思っているかもしれません。しかし、多くの人が気づいていないこともあります。瞑想は私たちの意識が目覚めているとき、自然に起こる現象ということです
究極的に、瞑想とは他の角度の意識で自分をうかがい見る過程をいうのです。それはつまり、自己がない状態で行う方法です」

「現在を認識するようになると、瞑想は自分とこの現在という瞬間を分離する過程へと移ります」

李承憲氏が教えてくれる瞑想法は、現在の自分から分離して、他の角度の意識から
自分を見つめることでもあります。
瞑想を通じて、本当の自我を悟ることができるようになるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳がわかると人生は変わる』 ビジネス社、2007年発行、43~44ページより引用

人類愛・地球愛を実践するために

人類はかつてないほどグローバルな時代を迎えています。
人類はお互いに愛し合うことができるし、
自分たちの生命を育んでくれる地球を愛することもできます。

人間愛、地球愛を頭で理解するだけでなく、
母なる地球を感じ、交流するときに気づきがあります。
地球と交流するための最初の方法は、母なる地球の身体を感じとることです。
私たちは母なる地球の身体である自然を通して、地球の存在を感じとることができます。

これからの人類は、気づきを共有することが大切です。
気づいたことを自分の胸にしまっておくのではなく、
多くの人びとに伝えていくことが大切です。
気づきを人類全体で共有することで、人類を愛し、地球を愛することにつながります。

李承憲氏が、教えてくれています。

「母なる地球の愛に気づいて、単なる気づきで終わるのではなく、
その気づきを多くの人びとに伝える者こそ、
この時代に本当に必要な人材です」

李承憲氏はとてもわかりやすく説明してくれています。
地球愛に気づいたら、その気づきをお互いに伝え合いましょう。
それによって、人類愛・地球愛を実践することができます。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 
三五館出版、2011年発行、138ページより引用

脳波振動で、新しい脳回路を作ることができます

現代に住む私たちは、生まれてからさまざまな誘惑に出会います。
お酒やタバコをやめられなくなったり、買い物やギャンブルへの依存症になったり、
いろいろな悪習を身につける人も多いのですが、
自分の意識をコントロールすることができれば、それも断ち切れるようになるでしょう。

自分の意識を変える方法は、自分の頭の中にあります。
決して特別な薬を買ったり高い治療法を受けたりすることではありません。
脳波振動を続けると、身体だけではなく意識まで改善することにつながります。
脳波振動は、脳の構造が三層(思考・感情・無意識)に分かれていることに対応した、
脳全体を変える運動法です。

李承憲氏が、具体的に教えてくれています。

「脳波振動は、『そろそろタバコを吸う時間だよ』という情報を断ち切ることにより、意識をニュートラルな状態にしてくれます。そして、あなたが望む新しい脳回路を作るのです」

李承憲氏もすすめてくれているように、脳波振動を通じて
意識をニュートラルに変えましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『脳波振動』 講談社、2009年発行、120ページより引用

協力して地球を愛し、美しい世の中を創造しましょう

現代世界に生きる私たちは、これまでの時代とは異なり、
地球規模でひとつになって、平和で美しい世界を実現する機会を与えられています。

長い間、人類は国家や民族、あるいは宗教といった単位に分断され、
ごく一部の人間だけが悟りを開いたり何らかの覚醒をしたりして、
限られた人間だけが統率者となっていた時代もありましたが、
現代はまったく違います。これからは、私たちのひとりひとりが
悟りを得て平和で美しい世界を新しく築いていくことができます。

李承憲氏が、端的にそのことを説明してくれています。

「私は悟りが常識となる世の中を思い描いています。そんな世の中は不可能でしょうか? 私たちが望めば、そんな世の中を創造できると私は信じています」

「美しい世の中を創造したいと私は思います。自分の生まれた地球を愛しています。自分の生命の根っこが地球であることを知っているからです」

李承憲氏の言葉の通り、私たち人類全体がひとつになって、
地球を愛し、平和で美しい世界を創造していくことが大切です。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)著  『セドナの夢』 三五館出版、2011年発行、163ページより引用