脳幹の力を強化して内側の創造主に出会う

現代人は学生時代に良い成績をとるために暗記ばかりの学習を強いられ、社会に出てからは周りよりも早く昇進し成功を収めるために、新しい理論と技術を次々に習得しなければなりません。このため、度を越すほどに大脳皮質を使うことになります。

また、現代の物質社会の中で物欲をかりたてられるため、大脳辺縁系も常に刺激されています。性欲と食欲、さらに安全を保障してもらおうとする欲求、人を支配しようとする欲求も、大脳辺縁系から出てきます。

こうした中、私たちの生命の根幹を支える脳幹は置き去りにされがちです。この脳幹を目覚めさせることで、大脳皮質や大脳辺縁系のバランスを取り戻し、脳の三つの領域を統合へと導くことができます。

例えば、大脳辺縁系で発生する愛に対する欲求は、脳幹によって満たすことができます。愛とは外部から受けるもの、周りの人々から受けるものだと思われがちですが、愛は外側から来るように内側からもやって来ます。脳幹がその内側の愛の泉です。脳幹は、大脳辺縁系を100パーセント満足させてもなお余るほどの無限の愛を創造する能力を持っています。

李承憲氏の脳教育の目的は、現代人の意識が置かれている大脳皮質から抜けて大脳辺縁系を通過し、脳幹にまで入ることです。そして究極的には、脳幹の力を強化して内側の創造主に出会い、魂の成長を経験するのです。

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競争社会を変える「欲求」とは

現代は過酷な競争社会だと言われます。脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏も、現代社会について「勝者のみが中心に立ち、権力を持てるようにできている。競争に敗れた人は、社会の中心から追われたという敗北意識に囚われて、恐れと絶望という暗い運命を引き受けていくようになる」と指摘します。

現代人が自分を敗者と感じたとき、ことさら絶望にくれる理由は、人間としての基本的な欲求を満たせないからです。李承憲氏によれば、人間の抱える基本的な欲求とは、次の3つです。

(1)自分の安全を確保したいという欲求
(2)人に認めてもらいたいという欲求
(3)他人を自分の思い通りに動かしたいという欲求(支配欲)

現代人の感情や思考、そして人間関係はこの三つの欲求に大きく左右されやすくなっています。競争に敗れることは、これらの三つの欲求が満たされないことを意味します。

しかし、李承憲氏は「人間にはこの三つの欲求以外に、もう一つの欲求がある」といいます。その欲求こそ、私たちを一番人間らしく、また神聖な存在に導いてくれる欲求です。

その欲求とは、「あらゆるものと一つにつながりたい」という望みです。これは、調和と愛に根をおろし、物質的次元からではなく、私たちの根源から湧き出てきます。

自分が大いなる存在の一部だということを直視し、その揺るぎない安定感を体験すれば、「一つにつながりたい」という欲求が顔を出します。それは、魂の声でもあります。

競争社会を越えた真に幸せで美しい社会、調和と協同を通して価値を創造する社会は、この魂の声が出発点となります。

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弘益へと導く「魂の声」

脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は、人間は誰でも「弘益」の精神を持っているといいます。弘益とは、世ために役立つことです。

李承憲氏によると、弘益の性質は、私たちの深いところに存在しています。人はふだん、利己心や被害者意識、自惚れ、快楽をむさぼろうとする欲望などに
覆われがちですが、もっと深いところに弘益の精神が宿っています。

だれしも「困っている人を助けたい」という思いが、何の下心も願いもなく唐突に頭のなかをかすめるときがあるでしょう。実は、これは魂の声です。魂は、いつもあなたにこのような声をかけています。しかし、この声を聞いても多くの人々は、「自分の問題で精一杯だ」と考えて無視してしまいます。

魂の声を聞くのは、難しいことではありません。今のこの瞬間にも、あなたが本当に魂の声を聞きたいのなら、いくらでも聞くことができます。外側のルールや状況ばかりに意識がとられて、それができないだけです。

でも、ほんとうに成長し、真の変化を遂げたければ、他人の目を意識したり、世間の評判に左右されたりする習慣を一掃する必要があると、李承憲氏は言います。

目を閉じて、深く自分の内面を見つめ、観察してみましょう。真我があなたにささやく声に耳を傾けましょう。すると、自分以外の人を気づかい、人がためらうような大変な仕事でも喜んで先頭に立ち、他人を寛大に見ることができるようになります。それができる人が「弘益人間」です。そして、弘益人間こそが調和した社会を創り出すのです。

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