「食事瞑想」で深いヒーリング

私は普段から少食をしています。ご飯は茶碗の3分の1、おかずは3種類ほどです。基本的には、肉体労働の多い人でなければ、少食がいいと思っています。いくら体に良い食べ物でも、食べ過ぎると病気になります。たとえ有機農野菜や無農薬玄米であっても、適度に食べないといけません。

食べすぎる習慣がある人には、食事を瞑想だと思うようにすすめています。「食事瞑想」は食事をしながら体の感じに集中することです。噛む感じ、味、食べ物が食道を通って下りていく感じ、それに対する体の反応などをすべて感じながらゆっくり食べると、単純に舌で感じる味よりもはるかに豊かで深い味を味わえます。

体の反応に集中して食べていると胃と脳からもうお腹がいっぱいだという信号が来ます。そこで食べるのをやめればいいのです。この訓練で自然に食事の調節ができます。

食べ物の裏にあるものまで考える訓練も大切です。例えば「これの産地はどこだろう?」「どんな人の手を渡って私の口に入ってきたんだろう?」というような過程を一つひとつ思い浮かべていると自然に感謝の気持ちがわきおこります。

食べ物に対する心の持ちようや食べる姿勢も違ってきます。目の前に置かれた食べ物を通して目に見えない多くの人、多くの生命と交流し、いいエネルギーを取り交わせます。そのとき、私たちの内面で深いヒーリングが起こるはずです。

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地球の未来のために

地球の未来を考えたとき、おそらく多くの方がまっさきに環境問題を思い浮べるでしょう。私たちが暮らしている家が汚染されれば、その中で生きていく人も健康ではいられなくなるのは、当然のことです

いまや環境問題は、私たちの生存と直結する切実な問題です。無分別に消費してまだ使えるものをゴミとして捨て、一方ではそれを処理するのに頭を悩ませる、というパターンに陥っており、これが地球の未来を脅かしています。物質面での発達スピードに人間の精神が追いついておらず、地球だけでなく、人間自体も行き詰まった状態になっています。

人間は地球から最も多くの恵みを受け取っている存在です。にもかかわらず、これまで人間には地球にとって何の力にもなれませんでした。私たちはこれに対する責任を逃れることはできません。地球の汚染源とも言える人間が変わらなければならないのです。

人生の目的が変わらないといけません。目的に従ってすべての行動が起こります。現在の教育は一生懸命勉強して、いい大学に行って、いい職を得て、お金をたくさん稼いで、人よりも多くのものを所有し、たくさん消費するのが幸せだという情報を注入されています。現代社会における成功のシンボルを3つ挙げるなら、金、名誉、権力ではありませんか?

資本主義が作った、このような成功中心の価値観では環境問題も解決できません。金、名誉、権力も必要ですが、それよりもまず人格、利己的ではなく公的、全体のための精神が必要です。それが弘益精神です。多くの人が弘益精神を掲げてより高い次元の価値、すなわち「人格完成」のための人生を生きていくとき、根本的な変化が起こると思います。

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日常生活の中の悟り

脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏は「悟りは選択である」と言います。この言葉には、悟りが厳しい修行の末に獲得するような特別なものではなく、ふだんの日常生活の中で訓練を重ねて到達できる現実的なゴールだという意味が込められています。

霊的な修練を積むために、あるいは瞑想をするために深い山のなかに入る必要ありません。確かに、ヨガ修行者や僧侶、または少数の平凡な人々のなかには禁欲的生活と苦行を積んで、最後に悟りに至ることもありますが、多くの現代人はこうした生活ができるわけではありません。

李承憲氏によると、大事なことは日常の中でも実践できる魂の鍛錬を通して、人生の究極的な問いに対する答えを探すことです。脳教育は、すべての人が悟りに至れるようにするための方法です。人類が最高の知識を得て、至高の文明を築いたとしても、大脳皮質の領域だけでは完成できません。理性と論理だけでは限界があるのです。脳幹の力を強化させることが唯一のカギであり、解決方法なのです。

李承憲氏は「人間の魂に完全なる変化をもたらす道は、悟りが大衆化し、常識になる道しかない」と言います。わずか数人が悟りに至ったとしても、社会全体が悟らなければこの世の中は変わりません。真の愛を回復した個人が集まり、悟りの文化が世界を変えるくらいの力を形成した時にこそ、人類はまばゆいほどの意識の進化を遂げるのです。

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